【フィギュア】島田高志郎は81・88点 トリプルアクセル転倒も軽快ステップで魅了

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2024年10月20日 08:14  日刊スポーツ

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フィギュアスケートGPシリーズ第1戦スケートアメリカ 男子SPへ向けた公式練習に参加した島田(撮影・藤塚大輔)

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ>◇19日(日本時間20日)◇米テキサス州アレン◇男子ショートプログラム(SP)



【アレン=藤塚大輔】3季連続4度目のGPシリーズとなった島田高志郎(23=木下グループ)は、81・88点で6位につけた。


冒頭の4回転トーループは成功したものの、続くトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は軸が乱れて転倒。それでも焦らず、ルッツ−トーループの連続3回転を決め、軽快なステップシークエンスで会場を盛り上げた。演技終了後は「くそー」と頭をかきむしるしぐさを見せながらも、最後まで笑みを絶やさず。「ノーミスできなかったことは悔しく思うんですけど、それ以上に得た気持ちよさっていうものがあった」と実りのあるSPとなった。


前日練習では「もうすでに楽しめています」とにやり。「強い闘争心で臨めればいい」との宣言通り、演技中の満面の笑みの裏には、強い覚悟がのぞいた。


22年の全日本選手権で銀メダルも、右足首の捻挫などがあった昨季は「気負いすぎた」と低調なシーズンに終わった。今季も明確なテーマが描けないままシーズンに入り、9月の東京選手権では総合5位。「まだできるよな」と自身を見つめ直し、今季の目標を自己ベスト(247・43点)の更新に設定した。


「練習は試合のためであって、結果を出すためである」と練習強度を増加。4度目でも気持ち新たに臨むGPシリーズへ向け、「パーソナルベストを出せるような練習を積んできて、それが今のところ手応えはあるので、それが試合でどう変化するかが楽しみ」と腕ぶしていた。


フリーは20日(同21日)に行われる。「自分のやりたい演技を最後まで強度を緩めずっていうところが目標。疲れたところからもうワンプッシュっていうところを目的として頑張りたい」と意気込んだ。

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