<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ>◇20日(日本時間21日)◇米テキサス州アレン◇男子フリー
【アレン=藤塚大輔】ショートプログラム(SP)6位発進の島田高志郎(23=木下グループ)は合計219・68点の6位で大会を終えた。SP6位からフリーは137・80点。「力が入りすぎたのかな」と悔やみながら演技を振り返った。
冒頭のサルコーだった。踏み切ることができずに0点となった。苦手意識が拭い去れていない様子に、ランビエル・コーチからは「3回転でいこう」と提案され、「良いオプションを提供してくれてありがとう」と返したが、いざリンクに立つと、気持ちが沸き立った。「やりたい」。4回転への挑戦を決めたが、「いつもとタイミングがずれてしまった」と気負いが乱れにつながった。
「そこはいいにしても、そこから立て直す力がないとやっぱりトップでは戦えない」。以降のジャンプへの影響を廃したかったが、踏みとどまれずにミスが重なっていった。「自分の競技者として強い気持ちっていうものは、自分自身すごく尊重したいなって思うんですけど、それを生かしきれなかったっていうのがすごい悔しいです」と肩を落とした。
22年の全日本選手権で2位に入った実力者。昨季は右足首捻挫の影響も重なり「気負いすぎた」と低調なシーズンに終わったが、今季は自己ベスト(247・43点)の更新を目指している。
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次戦はGPシリーズ第3戦フランス大会(11月1〜3日)に出場する。
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