同時に登場するマザーは30製品ほど? 販売直前まで視界が晴れない「Core Ultra 200S」回り

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2024年10月21日 12:11  ITmedia PC USER

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パソコン工房 秋葉原パーツ館の「Core Ultra 200S」予約POP

 10月11日にスタートしたIntelの次世代CPU「Core Ultra 200S」シリーズの予約販売だが、1週間経ってPCパーツショップのPOPを見て回ると、最上位の「Core Ultra 9 285K」の値段部分に“売り切れ”の札が貼られているケースが目立つ。


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●「Core Ultra 9 285K」は争奪戦! 他も「大量に入る状況ではない」


 パソコン工房 秋葉原パーツ館は「やはり最上位はすぐに注文が入りました」とのこと。3モデルが売り切れとなっているパソコンSHOPアークも「最上位は本当すぐに売り切れましたね。全体的に大量に入る状況ではないこともあって、次に一番下の『Core Ultra 5 245KF』と中間の『Core Ultra 7 265KF』が一杯になりました」という。


 一方、TSUKUMO eX.はCore Ultra 9 285Kのみを抽選販売としているが、「当日はかなりの争奪戦になると思います」と予想する。


 CPUに向けた熱が高まる中で、対応するIntel Z890チップセット搭載マザーボードに関する情報を求めるユーザーが増えているという。Core Ultra 200Sは新ソケットのLGA1851に対応するため、LGA1700を採用する現行のマザーボードとは互換性がない。CPUと同時に登場すると思われるZ890マザーボードとセットで入手しないと稼働できない。


 しかし、まだはっきりとした入荷情報が下りてきているという声はほぼなかった。どうにか、あるショップから「おそらく25日午前0時に間に合うのは30モデルくらいで、その後に出てくるのが20モデルくらいみたいですね」というコメントが聞けたくらいだ。


 それでも、価格や型番などは見えないまま。別のショップは「最悪、販売解禁の直前に全容が分かる感じかもしれません」とあきれるように話していた。


●JEDEC準拠のDDR5-6400がTeamから! 32GBキットで1.8万円


 まだ販売情報が不確かなZ890マザーボードだが、基本的な仕様は明らかになっており、定格でサポートするメモリは従来のIntel Z790のDDR5-5600からDDR5-6400に向上する。


 その定格DDR5-6400で動作するメモリがいち早く登場した。Team Groupの「ELITE PLUS DDR5 TPBD532G6400HC52DC01」で、価格は1万8000円弱だ。ヒートプレッダが付いた16GBモジュールの2枚キットとなる。


 Z890マザーボードと組み合わせば、定格電圧の1.1Vで安定した高速動作を見込める。入荷したオリオスペックでは早速好調に売れているようだが、Intelの新世代プラットフォームに組み込む用途で売れているかは分からないという。


 「25日に登場するCPUは“末尾K”のオーバークロックタイプですからね。定格で安定動作を指向するユーザーとはちょっと層が異なるかもしれません。それよりも、小型PCでRyzen 8000Gシリーズとの組み合わせを考えている人などが考えられるかもしれません。発熱を抑えつつ、メモリの速度を上げて内蔵GPUの性能を引き上げるといったことを狙えますから」と話す。


●最大3.5万DPIのRazerマウス&AVerMediaの軽いマイクアームが登場


 入力デバイスでは、Razerから最大解像度3万5000DPIの光学センサーを搭載した「Basilisk V3 35K」シリーズが登場している。有線接続の「Basilisk V3 35K」はブラックのみで1万4000円弱、デジタル無線(Razer HyperSpeed Wireless)とBluetooth、有線接続が選べる「Basilisk V3 Pro 35K」はブラックとホワイトがあり、価格は2万7000円弱となる。


 また、AVerMediaからはアルミニウム製のマイクアーム「LIVE STREAMER ARM Light」(BA311L)と、コンデンサーマイク「LIVE STREAMER MIC 310G2」(AM310G2)が登場している。価格は1万2000円弱と1万円弱だ。


 LIVE STREAMER ARM Lightは3つのヒンジを備え、本体重量は約431gながら、約1.5kgまでのマイクを固定できる仕様となっている。本体重量が約291.9gの310G2も当然取り付け可能だ。


 入荷したパソコンSHOPアークは「箱を持った感じからして軽くて、ちょっとびっくりしました。配信環境を整えたい人にいいアイテムですね」と話していた。


●DeepCoolから新Mini-ITXケース&ドット絵用のキューブゴムセット


 DeepCoolからは、縦置き型のMini-ITXケース「CH170 DIGITAL」が売り出されている。価格は標準モデルのブラックが1万1000円弱で、型番の末尾に「WH」が付くホワイトは1万2000円弱となる。


 底部にCPUとGPU、電源ユニットの動作状況をリアルタイム表示するデジタルパネルを搭載しているのが最大の特徴だ。305mm長までのグラフィックスカードや240mmまでのラジエーター、高さ172mmまでのCPUクーラーなどが組み込める仕様で、奥行き140mmまでのATX電源ユニットも内蔵可能だ。本体サイズは約250(幅)×200(奥行き)×380(高さ)mmとなる。


 また、フロントや左右側面、天面にメッシュパネルを採用しており、高い通気性を確保できる他、同社が売り出している5.4mm各のゴム製アクセサリー「PIXEL」を使ってドット絵を描くキャンパスとしても使える。


 PIXELは2024年6月に1パック100個入りで10色のバリエーションを売り出したが、CH170 DIGITALと同じタイミングで10色各100個入りのセットパック「PIXEL 10」が登場している。価格は4000円弱だ。



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