リアム・ペインさん、死亡時に使用していた薬物が明らかに　ホテル従業員に対する起訴の可能性も

　現地時間10月16日、アルゼンチン・ブエノスアイレスのホテルの部屋から転落し、31歳の若さで亡くなった元ワン・ダイレクションのリアム・ペインさん。この度死亡時に服用していたとみられる薬物が明らかになった。調達には、ホテルの従業員が関係しているのではないかとみられている。

【写真】ゼイン・マリクが投稿したリアムさんとのツーショット

　Peopleによると、現地時間10月17日、地元警察がホテルの部屋を調査した結果、処方薬のクロナゼパムや、エネルギーサプリメント、その他の市販薬などが部屋中に散乱しており、「さまざまな物が壊れていた」そうだ。

　リアムさんの遺体が発見されたホテルの中庭からは、ウイスキーのボトル、ライター、携帯電話も回収されたそう。Daily Mailが公開した部屋の写真には、大量の薬物関連器具や壊れたテレビが写っていた。

　捜査に詳しい情報筋によると、ホテルの従業員がリアムさんのために薬物を調達したのではないかと検察は考えているという。そのため、「薬物取引の容疑による起訴が行われる可能性がある」と話しているそうだ。警察は、殺人の可能性も含め、調査中とのこと。

　ちなみにリアムさんは別のホテルであるパラシオ・ドゥアウ パークハイアット・ブエノスアイレスで、酔って他の宿泊客に迷惑をかけたため、退去を求められていたという。

　Page Sixによると、10月17日に地元当局が暫定的な死亡報告書を発表。複数の外傷と、それに起因とする体内及び体外の出血が原因で亡くなったと明らかにしたそうだ。ブエノスアイレス市当局の広報担当官は、リアムさんが「部屋のバルコニーから身を投げた」とコメントしているが、遺体の状態からは、リアムさんが反射的に身を守る姿勢を取っていなかったことが推測され、意識混濁、または完全な意識不明の状態で、落下した可能性があるとみている。