【ラグビー】日本代表SH藤原忍「普段より時間をとって」FW合宿への参加で学び　26日NZ戦

ラグビー日本代表（世界ランク14位）のSH藤原忍（25＝クボタスピアーズ船橋・東京ベイ）が、FWとの交流を実戦に生かす。

テストマッチ「リポビタンDチャレンジカップ2024」ニュージーランド（同3位）戦（26日、日産スタジアム）に向け、宮崎で合宿中。22日はオンラインで取材対応し「超速（な攻め）は場面場面での判断を大事にしていきたい。（17−41で敗れた9月21日の）フィジー戦はどうしても攻められなくて、どうしようもなく蹴った場面がいっぱいあった。うまく使い分けて、相手陣で戦うことを意識します」と見据えた。

10月13〜15日はFWが関東圏、BKが宮崎に分かれての合宿を実施。藤原はSHながら、BKで唯一関東圏のFWに交じって過ごした。今秋から招集されたNO8姫野和樹（トヨタヴェルブリッツ）らと意見交換し「選手がどこにボールが欲しいのか、1人1人、普段より時間をとってコミュニケーションを取れた。そこが一番良かったです」と充実の時間となった。

8〜9月のパシフィックネーションズカップで主力に定着。ニュージーランド戦後に控える欧州遠征には、23年W杯フランス大会代表のSH斎藤直人（27＝トゥールーズ）も合流予定となっている。

「試合でやらないといけないことを明確にすることで、自信を持ってプレーすることができる。何個もやらないといけないことを考えると、ミスをした時に、本来の自分に戻ってこられなくなる。多くを考えすぎずに、1〜2個を考えながらやることで、結果を出せていると思います」

自らのスタイルを確立させながら、攻守でアピールを続けていく。【松本航】

◆秋のテストマッチ

◇10月26日　対ニュージーランド（世界ランク3位、日産スタジアム）

◇11月9日　対フランス（同4位、フランス・サンドニ）

◇16日　対ウルグアイ（同17位、フランス・シャンベリー）

◇24日　対イングランド（同5位、英ロンドン）

※ニュージーランド戦はリポビタンDチャレンジカップ2024、欧州遠征はリポビタンDツアー2024として実施