【スキー】高梨沙羅、今季の目標は「テレマーク」小林陵侑からの助言は「まともな答えがない」

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2024年10月22日 18:58  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

記者会見で拍手する高梨(撮影・勝部晃多)

ノルディックスキー・ジャンプ女子で18年平昌オリンピック(五輪)銅メダルの高梨沙羅(28=クラレ)が、今季のテーマを「テレマーク(着地姿勢)」と掲げた。22日、冬シーズンの本格開幕を前に、男子の小林陵侑(27=TEAM ROY)らとともに全日本スキー連盟による都内での会見に出席。26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪のプレシーズンとなる今季の目標を「自分のジャンプスタイル確立」とし、課題の着地を克服する構えを示した。


今季から国際スキー連盟(FIS)がルールの一部を変更。テレマークへの評価基準が厳しくなり、加点比重も高くなった。来年2〜3月には世界選手権も控えるが、高梨は「テレマーク一択。自分のスタイルを完成に近いくらいつくっていかないといけない」と、目の前の試合に集中する。


現在はフィジカル面を重視し、バランスボールなどで体幹を鍛えるトレーニングに励んでいるという。22年の北京五輪を制した小林にもこれまでも何度かテレマークについて相談したと言うが、「まともな答えが返ってこなかった」と苦笑。それでも、この日の会見で聞いた時には「衝撃を板で吸収しながら入れる意識で」と助言を受けたといい、「ちゃんとした答えが初めて返ってきた。やってみたい」と話した。


11月のW杯序盤戦からのメンバーに入っており「自分の目指すジャンプやパフォーマンスを高めていきたい」と気持ちを高めた。


世界選手権初優勝を目指す小林は、「唯一取っていないタイトル欲しいですね、ぜひ期待してみてほしい」と力強く話した。【勝部晃多】

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