チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第3節が22日に行われ、パリ・サンジェルマン(フランス)とPSV(オランダ)が対戦した。
9月18日に行われた第1節ジローナ(スペイン)戦を終盤の劇的弾で1−0と制しながら、10月1日に行われた第2節ではアーセナル(イングランド)との強豪対決に0−2で敗れたパリ・サンジェルマン。今節はここまで1分1敗とCL未勝利が続くPSVをホームに迎えた。
試合は立ち上がりからパリ・サンジェルマンが主導権を握り、11分にはウィリアム・パチョからのロングフィード1本で背後を取ったブラッドリー・バルコラが右足で狙うが、シュートはわずかにゴールの右へ。16分にはバルコラからの落としを受けたイ・ガンインが左足を振り抜くも、シュートはGKワルテル・ベニテスに阻まれる。
勢いに乗るパリ・サンジェルマンは19分、ヌーノ・メンデスからの低弾道クロスに対して、ウスマン・デンベレがフリーで反応したものの、ここはクロスバーに嫌われた。
ホームチームが先手を取れずにいると、PSVが少ないチャンスをモノにする。34分、オリヴィエ・ボスカリがピッチ中央付近で相手の縦パスを奪うと、イスマエル・サイバリがダイレクトで繋ぎ、パスを受けたノア・ラングがカットインから右足を振り抜く。グラウンダーのシュートをニアサイドに突き刺し、PSVが先手を取った。
このゴールで試合の様相はガラッと変わり、前半の終盤はPSVが攻め込む展開となったものの、追加点は生まれずに前半は終了。後半に入ると、パリ・サンジェルマンが試合を振り出しに戻す。55分、ファビアン・ルイスからのパスを受けたアクラフ・ハキミが、ペナルティエリア手前右寄りの位置から右足一閃。地を這うようなミドルシュートはGKベニテスの股下を抜けてゴールに突き刺さり、パリ・サンジェルマンが試合を振り出しに戻した。
その後はパリ・サンジェルマンがより多くのチャンスを作ったが、逆転まで持ち込むことはできず。後半アディショナルタイムには、右からのクロスボールに飛び込んだマルコ・アセンシオが倒され、1度はPKのジャッジが下されたものの、OFR(オンフィールドレビュー)によってPKは取り消しに。その後のコーナーキックではマルキーニョスが強烈なヘディングシュートを放つも、GKベニテスに阻まれる。
試合はこのままタイムアップの笛が吹かれ、厳しい対戦カードが続くパリ・サンジェルマンにとっては、非常に痛いホームでのドローとなった。
次節、パリ・サンジェルマンは11月6日にホームでアトレティコ・マドリード(スペイン)と、PSVは5日にホームでジローナと、それぞれ対戦する。
【スコア】
パリ・サンジェルマン 1−1 PSV
【得点者】
0−1 34分 ノア・ラング(PSV)
1−1 55分 アクラフ・ハキミ(パリ・サンジェルマン)