北海道民が住み続けたい街ランキング、1位は? - 「上川郡東川町」や「上川郡美瑛町」が上昇しTOP10入り

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2024年10月23日 11:51  マイナビニュース

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リクルートは10月17日、「SUUMO住み続けたい街ランキング2024 北海道版」を発表した。1次調査は2024年2月29日〜3月11日(38,275人)、2次調査は2024年3月21日〜3月27日(6,300人)、北海道内在住の20歳以上の男女を対象にインターネットで行われた。

○住み続けたい街(駅)ランキング 総合TOP20


札幌市中央区の駅がトップ20に15駅、トップ10に8駅ランクイン。トップ5は全て中央区の駅で、3駅を札幌市電の駅が占めている。



1位は「西線11条」で前回調査の4位から上昇。3位の「西15丁目」、4位の「西線14条」も札幌市電山鼻西線の駅だ。2位の「円山公園」は古くから人気の住宅地。5位の「西28丁目」も円山公園に近いエリア。1〜5位は、札幌市の都心部で、円山の自然を身近に感じられる駅が上位を占める結果となった。7位の「バスセンター前」の北側は、移転と周辺の整備が行われたJR苗穂駅や、予定されている北海道新幹線の新幹線札幌駅に近く、今後の街の発展が期待されている。10位の「東屯田通」は札幌市電山鼻線の駅。前回の63位から大きく上昇。近年、複数の商業施設の開業で日常生活の利便性がアップしているエリア。

○住み続けたい街(自治体)ランキング 総合TOP20


札幌市の10区はすべてトップ20にランクイン。トップ10には札幌市の7区のほか、「河東郡音更町」が4位、前回の調査では集計対象外だった「上川郡東川町」が7位にランクイン。「上川郡美瑛町」は前回の21位から10位に大きく上昇した。



前回同様、1位、2位は「札幌市中央区」「札幌市厚別区」がランクイン。「札幌市中央区」は北海道新幹線の延伸や、JR札幌駅南口周辺の大規模再開発計画が進行しているほか、大通駅周辺でも4丁目プラザ跡地での新築計画や北海道銀ビル・新大通ビル再開発など複数のプロジェクトが予定されている。「札幌市厚別区」は新さっぽろ駅周辺の再開発が2023年に完了。複数の医療施設や商業施設のBiVi新さっぽろ、ホテル、札幌学院大学新キャンパスなどが集まる新しい街・マールク新さっぽろが誕生した。3位の「札幌市西区」は古くからある成熟した住宅地が点在し、札幌市内でも歴史ある商店街の一つ琴似商店街や、イオンモール札幌発寒など商業施設も充実している。

○注目エリア1.住み続けたい自治体ランキング1位の「札幌市中央区」/住み続けたい駅10位「東屯田通駅」


「住み続けたい自治体ランキング」で1位の「札幌市中央区」。地下鉄さっぽろ駅、大通駅、すすきの駅のある都心エリアは、ビジネスや行政、商業などの北海道の中心地。都心部では複数の再開発・建て替え計画が進んでいるが、すすきの駅直結のCOCONO SUSUKINOや都市型水族館AOAO SAPPOROを併設した複合ビル・モユクサッポロはすでに開業し、「街に賑わいがある」が街の魅力の2位になっている。



札幌市中央区は都心部の賑わいだけでなく、自然や住宅地、教育や子育て関連施設など住環境の充実度も魅力。中でも「住み続けたい駅ランキング」で前回の63位から10位に急上昇した「東屯田通」駅は、朗読会や講演会などの多彩な行事も行われる札幌市中央図書館が近く、豊平川や藻岩山などの自然も身近。近年は、駅周辺にコープさっぽろやまはな店、大型ショッピングセンター・アクロスプラザ南22条が開業し、買い物の利便性もアップ。特に、コープさっぽろやまはな店は交流施設「トドックステーション」を中心にイベントや子育て世代の交流が盛ん。また隣接する無印良品では、人気の「冷凍食品」と「お菓子の量り売り」を導入、日用品も充実しており若い世代で賑わっている。


○注目エリア2.住み続けたい駅1位「西線11条駅」、12位「西線16条駅」



市電路線の西側に広がる幌西・伏見エリアに位置する「西線11条」駅、「西線16条」駅。中央区内だが、旭山記念公園や藻岩山の緑とゆったりとした雰囲気がある街。


都心に近い「西線11条」駅は「不動産の資産価値が高そう」(3位)という点も街の魅力。札幌市中央図書館や、文化芸術を通して地域の交流を育む「あけぼのアート&コミュニティセンター」も近く、29位からジャンプアップした「西線16条」は、街の魅力の6位に「魅力的なコミュニティセンターや公民館がある」が入っている。


○注目エリア3.住み続けたい駅15位「豊水すすきの駅」


地下鉄東豊線「豊水すすきの」駅は、前回25位から15位に大幅アップ。地下鉄南北線すすきの駅や市電も利用しやすく、すすきのの中心部や大通エリアも徒歩圏。仕事も遊びも徒歩圏内で効率良く暮らせる環境が手に入る。街の魅力の上位には「人からうらやましがられる」(3位)、「近所付き合いが薄く自由な生活ができる」(4位)がランクイン、他地域から転勤で来た人からも人気。豊平川や創成川の自然、狸小路や創成川イーストに残る古い街並みなど、多彩な表情も楽しめる街としても知られている。


○注目エリア4.住み続けたい駅18位「北12条駅」



前回調査の64位から18位に上昇した「北12条」駅は、大規模再開発で注目されるJR札幌駅の北側エリアの街。地下鉄南北線やJR線、札幌駅南口に発着する道内各地への高速バスを利用しやすいほか、都心部へは徒歩で気軽にアクセスしやすい。秋の紅葉の美しさで知られる北大イチョウ並木が近く、学生や大学関係者も多く暮らすためか、「外国人・他地域からの出身者など多様な人がなじみやすい」が魅力の1位と、地元でない人もすぐに溶け込める雰囲気がありそうだ。通勤や通学の利便性はもちろん、「駅周辺に生活に必要な施設が揃っており便利だ」(7位)、「魅力的な商店街がある」(10位)など日常生活への満足度も高い。


○注目エリア5.住み続けたい駅19位「平岸駅」



19位の「平岸」駅は豊平区豊平と南区石山を結ぶ平岸通(通称・平岸街道)を中心に、古くからの住宅地が広がる街。地下鉄南北線の上を通る白石中の島通や、都心の周囲を通る環状通、新千歳空港へつながる国道36号などが利用しやすく、「いろいろな場所に車で行きやすい」が街の魅力の1位になっている。スーパーや病院が多く日常の利便性も抜群。地元企業の平岸ハイヤー主催の「平岸マルシェ」や夏の豊平川を楽しむ「川見」など、街の活性化につながるイベントも生まれている。


○注目エリア6.住み続けたい自治体7位「上川郡東川町」



旭川市の隣に位置する「上川郡東川町」は、大雪山旭岳を擁する雄大な自然環境の恵みを受け、全戸が地下水で生活する全国でも珍しい町。美しい田園景観の中、小中学校の学校給食費無償化をはじめ子育て・教育環境の充実や、1985年に「写真の町」を宣言し文化を通じた事業や国際交流を行うなど、多文化共生の町づくりが推進されてきた。人口減少に悩む自治体が多い中、東川町は国内外からの移住者も多く1994年度から人口は増加傾向。「外国人、他地域からの出身者など多様な人がなじみやすい」が街の魅力の2位に。


○注目エリア7.住み続けたい自治体15位「亀田郡七飯町」



函館市に隣接する「亀田郡七飯町」は、前回の27位から大幅にランクアップし、恵庭市、北広島市に次いで15位となった。大沼国定公園があり、BBQや登山など自然を楽しめるスポットに気軽にアクセスできるほか、18歳以下の医療費助成などの制度も充実。「子育て環境が充実している」が街の魅力の6位に。また、中心部を通る国道5号沿いにはスーパーアークス七飯店のほか複数のスーパーや、地物野菜などが買える道の駅なないろ・ななえ、まるこう直売所が点在。「物価が安い」が街の魅力の1位になっている。(Yumi's life)

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