首都圏で持ち家に住む人に聞いた、住み替えるなら「戸建て」「集合住宅」どっち? - 住み替え理由トップ3はライフスタイルの変化・建物の老朽化・住みにくさ

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2024年10月23日 12:51  マイナビニュース

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旭化成ホームズは10月22日、「首都圏における持家から持家への住替え意識調査」の結果を発表した。調査は2024年3月14日〜15日、10年以内に住替えを予定しており、持家に住んでいる首都圏在住の293名(45〜79歳)を対象にインターネットで行われた。

○現住宅の共通した不満点は夏の暑さ冬の寒さと収納に関するもの



今回、持家戸建から将来持家戸建に住替えたい人109名(以下「戸建→戸建」)、持家集合住宅から将来持家戸建に住替えたい人40名(以下「集合→戸建」)、持家戸建から将来持家集合住宅に住替えたい人46名(以下「戸建→集合」)、持家集合住宅から将来持家集合住宅に住替えたい人98名(以下「集合→集合」)の4タイプに分類し、調査を行った。



現住宅の不満点において、戸建→戸建は「夏涼しく冬暖かい室内空間」でないことへ不満、集合→戸建は「収納(の大きさ・使いやすさ」、戸建→集合は「駅からの距離・利便性」、集合→集合は「収納の大きさ・使いやすさ」が上位になった。また、「夏涼しく冬暖かい室内空間」と「収納の大きさ・使いやすさ」は全4タイプの5位以内にそれぞれ入っており、共通の課題であることがわかった。


○住替えタイプによって上位の住替え理由はさまざま



住替え理由の1位について、戸建→戸建は「使いやすい間取りにしたい(34.9%)」、集合→戸建は「より広いところに住みたい(34.8%)」、戸建→集合は「小さなコンパクトな家に住みたい(40%)」、集合→集合は、「新しい設備・仕様の家に住みたい(28.6%)」となった。4タイプともすべて異なる理由が上位にあがっており、それぞれの環境やこれまでの住まい性能・機能、家族構成、ライフスタイルなどの違いが考えられる。


○戸建→戸建、集合→集合の住替え先は「面積を広くしたい」が4割いる一方で、「コンパクトにしたい」も2割存在



住替え先の面積については、戸建→戸建、集合→集合は「面積を広くしたい」が4割を超え、集合→戸建では6割占めている。この層は面積を広くすることで、不満点や住替え理由である「間取り」や「収納」の課題を解決したいという意向が見えてくる。一方、戸建→戸建、集合→集合では「コンパクトにしたい層」が約2割、戸建→集合では約6割いることが分かった。これらは、子どもが独立するなど家族構成の変化によって求める広さが変わることが考えられる。

さらに、戸建→戸建では90〜100m2以上(21.1%)が最も多く、100m2以内で4割を超え、集合→戸建では100〜120m2(26.1%)が最も多く、100m2以内で5割を超えている。戸建→集合では80〜90m2(25%)、集合→集合は70m2未満(40.8%)が最も多くなっている。同じ住替え志向層でも、希望面積が住まいのタイプによって大きく異なることが分かる。


○戸建から住替えたい人の約8割が温熱環境を良くしたい



全4タイプの不満点5位までに入っていた「夏涼しく冬暖かい室内空間」に関連する、住替え先の温熱環境については、現在戸建に住んでいる人(戸建→戸建・戸建→集合)で「かなりよくしたい」「よくしたい」が約8割を占めており、現在集合に住んでいる人(集合→戸建・集合→集合)と比べると高い比率となった。


○住替えの検討タイミングトップ3は「ライフスタイルの変化」「建物の老朽化」「住みにくさ」



4タイプの合計では「ライフスタイルの変化」が31.4%でトップ、続いて「建物の老朽化」が30.4%だった。4タイプとも 「ライフスタイルの変化」「建物の老朽化」が上位にあがっており、その他にも住みにくさの他、結婚・離婚、教育、介護、退職、子ども独立、年齢など様々なタイミングで検討することが分かった。特に戸建→集合への住替えでは、「子供の独立など家族が別世帯になるので」が他のタイプと比較して多くなっている。(Yumi's life)

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