世界を股にかける“ダート王”フォーエバーヤングの半妹 無傷連勝でアルテミスS制覇なるか

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2024年10月23日 19:30  netkeiba

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デビュー戦を快勝したブラウンラチェット(今年9月撮影、ユーザー提供:てんむすさん)
 今年のジャパンダートクラシックを制したフォーエバーヤングの半妹となるブラウンラチェット(牝2、美浦・手塚貴久厩舎)が、アルテミスステークス(2歳牝・GIII・芝1600m)でデビュー2連勝を狙う。

 ブラウンラチェットは父キズナ、母フォエヴァーダーリング、母の父Congratsの血統。母は米G2・サンタイネスSの覇者。半兄のフォーエバーヤングは昨秋のデビューから新馬、JBC2歳優駿、全日本2歳優駿、サウジダービー、UAEダービーと無傷の5連勝を果たした超大物。ケンタッキーダービーは初黒星となる僅差の3着だったが、国内復帰戦となった今月のジャパンダートクラシックを快勝。次走の米G1・BCクラシックでは日本馬初制覇が期待されている。

 9月中山の新馬(芝1800m)でデビュー。好位から楽に抜け出し、単勝1.2倍の圧倒的1番人気に応える楽勝を収めた。当時の馬体重は438kgだから、兄に比べると約100kgも軽い。それだけにタイプは全く異なるが、相当なポテンシャルを秘めていることは間違いない。

 兄と同じくデビュー2連勝での重賞初制覇となるか。並み居るライバルを撃破し、来春の大舞台に向けて弾みを付けたい一戦となる。

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