ラグビー日本代表(世界ランク14位)のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、64)が24日、周囲の雑音を封じた。
過去7戦全敗のニュージーランド(NZ)代表「オールブラックス」(同3位)に挑むテストマッチ「リポビタンDチャレンジカップ2024」(26日午後2時50分開始、日産スタジアム)の登録メンバー23人を発表。横浜市内で午前は全体練習を指揮し、午後の記者会見で思いを語った。
NZは試合4日前の22日にメンバーを発表。その場で就任1季目のスコット・ロバートソンHC(58)が日本の印象を問われると、故障で離脱中のSO李承信(23=コベルコ神戸スティーラーズ)の名を挙げた。
「日本代表のプレビューで、若い選手が結構出ていると把握しています。そして大活躍しているのを見ています。特に李承信の今年のパフォーマンスは素晴らしい。彼のプレーを見るのを、皆さん楽しみにしていると思います」
18日の来日イベントでも、日本戦は欠場するロックのスコット・バレット主将(30=クルセーダーズ)が要注意の選手を問われた。S・バレットが挙げた名は今回の招集メンバー外となるリーチ・マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)、昨季限りで現役引退した堀江翔太さん(元埼玉パナソニックワイルドナイツ)。一連の発言は、日々の報道でも伝えられてきた。
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この日、ジョーンズHCは矢印を自身のチームに向けた。
「NZがどういったことを言っているのか、私は何の印象も持っていません。この試合は我々の試合であり、自分たちにのみ集中しています。NZがどういったことを考え、どういった理由で行動し、どういったセレクションをしているのかに関しては、全く興味も、注意も払っていません。我々がベストのプレーをするチャンスが、目の前にある。そこに全神経を集中させています。新聞にどういったことが書いてあるのかも全く見ていないですし、選手たちも読んでいないと思っています。最初の笛が鳴った時から最後の最後までジャパンらしくプレーすること。相手がどういったプレーをしようと、我々が上回ってプレーすることだけに集中しています」
歴史的初勝利を目指す大一番へ、スタンスはぶれない。【松本航】
◆日本代表登録メンバー
〈1〉岡部崇人(横浜キヤノンイーグルス)
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〈2〉坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
〈3〉竹内柊平(浦安D−Rocks)
〈4〉サナイラ・ワクァ(花園近鉄ライナーズ)
〈5〉ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)
〈6〉ファカタバ・アマト(リコーブラックラムズ東京)
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〈7〉姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)
〈8〉ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
〈9〉藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
〈10〉立川理道(主将、クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
〈11〉マロ・ツイタマ(静岡ブルーレヴズ)
〈12〉ニコラス・マクカラン(トヨタヴェルブリッツ)
〈13〉ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
〈14〉ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)
〈15〉矢崎由高(早稲田大)
〈16〉原田衛(東芝ブレイブルーパス東京)
〈17〉茂原隆由(静岡ブルーレヴズ)
〈18〉オペティ・ヘル(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
〈19〉エピネリ・ウルイバイティ(三菱重工相模原ダイナボアーズ)
〈20〉下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)
〈21〉小山大輝(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
〈22〉長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
〈23〉松永拓朗(東芝ブレイブルーパス東京)
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