SNS上で注目を集めた投稿について、その背景をあらためて取材する「バズ投稿のウラ話」。今回は2月に人々から感嘆と称賛を集めた「1年かけて和室をオシャレにDIY」について、X(旧Twitter)ユーザーで刺しゅう・ぬいぐるみ作家のカンツァーさんに話を聞きました。
●1年かけた和室→洋室への内装DIYが話題
「作業場の大家さんに内装好きにしていいよ〜といわれてもうすぐ1年 ←ビフォー アフター→」とカンツァーさんがXに投稿したのは、自身が1年かけてDIYした古い和室の写真。
薄暗い雰囲気の和室は畳からフローリングに変更、壁紙や家具は白を基調に刺し色でイスを緑、サイドテーブルを黄色にするなどオシャレで明るい作業部屋へと生まれ変わりました。
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個人でコツコツと作業したという部屋の驚きの変貌は、Xで約64万回表示を記録。「すっげえええええ!」「素敵に生まれ変わってますね!!」「個人でここまでできるんだ」となどの反響を集めました。
ねとらぼ編集部では、カンツァーさんにDIYを行っていたときの気持ちや、周囲の反応などについて聞きました。また、その後のDIYについても質問。現在の内装はどうなっているのでしょうか――。
●1年間のDIYの成果が話題に
―― 1年間のDIYで大変だったところや思い出深いところがあれば教えてください。
カンツァーさん:最初に一区画だけ白い壁紙を貼ったのが始まりなのですが、そのはじめの一歩が一番おっくうに感じていたように思います。1カ所だけ白くなった壁を見てからは「なんだ、こんな簡単なことだったんだ!」と、するする進められるようになりました。
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また、床板の張り替えで部屋中全ての家具を右に左に動かしながら貼っていたのが、今思い返すとよくまあやりきったな〜と感慨深いです。
―― お話を聞いていると、床板の張り替えはなかな地道な作業そうですね。どれぐらいの時間をかけられたのでしょうか? また現在の心境も気になります。
カンツァーさん:そうですね、床が一番時間をかけて作業してました。歩き回るエリアなので足の負担を減らすのと、冬に寒くならないようにと断熱材を入れ、その上から板を貼り直す作業に時間をかけて、だいたい1カ月近く費やしました。
そのかいがあって歩きやすく、スリッパを履かなくてもよいほど暖かい床になったのが本当にうれしかったです!
また床板の色もあえて古民家らしからぬ、西洋のアパルトマンのような板材を選んでいるのもギャップが面白くて日々歩くことが楽しいです!
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―― 床板はもちろん、それ以外もステキなお部屋ですが、使い勝手や住み心地はいかがですか?
カンツァーさん:とても使いやすくて最高です! 気になるところはささっとDIYで直せるので、不満がでてもすぐに解決できるのがいいところだと思います。
―― この投稿のあとから現在までに、何か追加でDIYされましたか?
カンツァーさん:いろいろとやっています。最近は天井に壁紙を貼ったり、トイレのDIYや洗面所などの水回りも手掛けたり、当時よりさらに良くなっていると実感しています。また、デスク前にも壁紙を貼ったり、ファッション感覚で壁紙を貼るようになってきています。
―― バズったときの心境を教えてください。また特に印象に残っているコメントは何かありますか?
カンツァーさん:自分の投稿がバズってるという驚きよりも「DIYにみんな興味があるんだ!!」と感激しました。作業中は割と孤独で地味な内容がコツコツと続いていたし、この作業をしても「うれしいのは自分だけだ」と思っていたので、多くの人が共感や驚きを持ってくれるとは全く想像していなかったので驚きました。
コメントで「個人でここまでやれるものなんだ」と言ってくださる方がいらっしゃったのもうれしかったです。今は素人の個人でもキレイにDIYができる資材やノウハウ動画もたくさん出ているので、ほんの少しの壁紙を貼るきっかけさえあれば誰でもできることだと思います!
画像提供:カンツァーさん(@KANZARKobo)さん
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