【フィギュア】坂本花織「得点より内容重視」 樋口新葉のGP初Vに「燃えました」/Sカナダ

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2024年10月25日 01:47  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

フィギュアスケートGPシリーズ スケートカナダの公式練習後に笑顔を見せる坂本(撮影・藤塚大輔)

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダ>◇24日◇カナダ・ハリファクス◇女子公式練習



【ハリファクス=藤塚大輔】世界選手権3連覇中の坂本花織(24=シスメックス)は“内容重視”でGPシリーズの初陣に臨む。昨年の同大会では高得点での優勝を目標に掲げて合計226・13点で制したが、今大会は「得点より内容重視でいきたい」と質を求める。


今季初戦となった9月のロンバルディア杯(イタリア)は199・94点で3位。その後は新フリー「シカゴ」を中心に「指先や視線、顔の動かし方を気を付けるだけで、すごく変わってくる。それを意識して取り組んできた」と、課題をもって練習に励んできた。今月中旬の全兵庫選手権では合計215・80点をマーク。「兵庫前にだいぶノーミスができるようになってきたりして、感覚はつかめてきた」と好感触を得ている。


前週のGPシリーズ第1戦スケートアメリカでは、同学年で22年北京五輪でともに戦った樋口新葉(23=ノエビア)がGP初優勝。「自分のことのようにうれしかった」と喜び、「かなり良い刺激をもらいました。めっちゃ燃えました」と闘争心をかき立てられた。


この日の公式練習では、フリップ−トーループの連続3回転ジャンプやダブルアクセル(2回転半)−オイラー−3回転サルコーなどを着氷。26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪のプレシーズンが本格的に幕を開ける。「今回のカナダで良い1歩が踏み出せるようにできたらいいなと思います」と思い描いた。


女子で昨季の世界選手権8位の吉田陽菜(19=木下アカデミー)、昨年の同大会3位の松生理乃(20=中京大)も公式練習に臨み、氷の感触を確かめた。女子ショートプログラム(SP)は26日午前7時25分、同フリーは27日午前7時10分(ともに日本時間)から行われる。

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