【ラグビー】柔道パリ女王にオールブラックスが「王者は投げられません」と白旗 26日に日本戦

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2024年10月25日 13:44  日刊スポーツ

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ラグビーのニュージーランド代表とのトークショーに参加した武井壮(右)と角田夏実(撮影・松本航)

タレントの武井壮(51)とパリ五輪(オリンピック)柔道女子48キロ級金メダルの角田夏実(32=SBC湘南美容クリニック)が25日、ラグビーのニュージーランド(NZ)代表「オールブラックス」との“戦い”に思いを巡らせた。


25日、都内でトークショー(大正製薬、アディダスジャパン、三井不動産共催)に参加。26日に日本代表とのテストマッチ「リポビタンDチャレンジカップ2024」(日産スタジアム)を控えるNZ代表の3人と交流した。陸上十種競技の元日本王者で“百獣の王”を自称する武井は「日本の人はみんな、オールブラックスへリスペクトがある。『すごい人たち』『気高い戦士』というイメージがあります。肉体を見ていて『これは戦ったらやばいな』と感じます。猛獣をたくさん倒してきましたけど『とんでもない猛獣が3頭いるな』『これが3頭襲ってきたらやばいな』と本能で感じています。弱点はそれぞれ多少はあるんですけど(笑い)、明日の試合があるので控えたいなと思います」と第1印象を語った。


これには元代表主将で日本戦も先発するフランカーのサム・ケイン(東京サントリーサンゴリアス)が反応。武井について「ここに来る前に説明を受けてきました。十種競技のチャンピオンとも伺っています」と切り出し「この中でランニングのところは、ダミアン・マッケンジーと少しは競えるような気がしますが、それ以外のところは負けると思います」と笑わせた。


隣のマッケンジーは100メートルのタイムを問われ「計ったことはないが、私たちは1秒で何メートル走れるかを測ります。1秒10メートルぐらいでしょうか。9メートルぐらいか」とニヤリ。そこには武井も「スピードだけだったら、僕の方があるかもしれないです。トップスピードは僕の方がある。最悪“逃げ切れる”ということが分かりました」と笑いを誘った。


ケインは6歳から約2年間、NZで柔道をしていたという。角田は「武井さんにちらっと『投げられそう?』って聞かれたんですが、絶対に無理です。前にも立てないと思いました」と苦笑い。一方のケインは「チャンピオンの方は、投げることができません」と白旗を揚げた。


世界ランク14位の日本から見た、同3位NZ戦は過去7戦全敗。NZにとっては負けられない戦いとなる。武井は「ぜひ明日は最高のラグビーを全国の皆さんに見せてほしいです」と力を込め、角田も「私自身も最近、柔道界の中では年齢が高い。サム・ケインさんのお話でアドバイスをいただけて、まだまだ頑張っていきたいと思いました。明日は素晴らしい試合を期待しています」とエールを送った。【松本航】

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