【フィギュア】江川マリア SP首位発進「出ることがゴールではない」3年連続の全日本へ闘志

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2024年10月25日 15:22  日刊スポーツ

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東日本選手権でショートプログラムを演じる江川(撮影・勝部晃多)

<フィギュアスケート:東日本選手権>◇25日◇青森・テクノルアイスパーク八戸◇女子ショートプログラム(SP)



22年東日本選手権覇者の江川マリア(20=明大)が63・18点で首位発進した。


冒頭の3回転ルッツ直後にバランスを崩しかけたものの「一瞬焦ったけど『次』と切り替えられたのが良かった」と冷静に対応。その後の連続3回転トーループを降りると、幅のあるダブルアクセル(2回転半)も決めてノーミスでまとめきり「全体的に落ち着いてこなせた」と白い歯をこぼした。


昨シーズンに続き、SPは鈴木明子氏が振り付けた「River Flows in You」を演じる。「去年はショートでノーミスできることがなかったのでもう1年やりたかった」と続行を選択。慣れ親しんだプログラムで「途切れのない演技ができるようになってきた」と手応えを口にした。


3年連続の全日本選手権がかかる大会だが「(全日本に)出ることがゴールではない」と力強い。今季から初めて強化指定選手に選出。月に数度、拠点の千葉・船橋から大阪のナショナルトレーニングセンターに足を運び、トップ選手たちと練習を重ねている。「すごく刺激をもらえている。皆さん、表現の面でもそれぞれの個性があるし、普段の練習から1回1回を大切にしているなって」と実感を込める。


今季の目標は「去年よりはもっと上位を目指したい」と、全日本で11位に入った昨季を超えること。まずは、東日本選手権で2年ぶりの優勝へ。27日のフリーで真骨頂を見せる。【勝部晃多】

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