相葉雅紀、早見沙織、大塚明夫が熱演!音楽朗読劇「THANATOS〜タナトス〜」公演レポートをお届け

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2024年10月25日 17:21  アニメ!アニメ!

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『THANATOS〜タナトス〜』 キャスト写真 (C)READING HIGH
相葉雅紀、早見沙織、大塚明夫をキャストに迎える、音楽朗読劇「READING HIGH noir(リーディングハイ ノアール)」の第2回公演『THANATOS〜タナトス〜』が開幕、キャスト写真が到着した。また、本公演の映像配信が2024年11月1日20時より始まることがわかった。

音楽朗読劇「READING HIGH」は2017年の立ち上げ以来、藤沢文翁の書き下ろし脚本によるオリジナルの作品を次々と上演し、その世界観で多くのファンを魅了してきた。今年5月には過去最大規模となる東京ガーデンシアターにて、完全最新作の『ROAD to AVALON』を上演し、全公演が満員にて閉幕。

「READING HIGH noir(リーディングハイ ノアール)」はその新たなプロジェクトとして 2024年に始動したもの。“「noir(黒)の可能性」=想像で補う部分” に着目した、朗読劇本来の「欠落のアート」としての美しさを追い求めるシリーズとなる。

そんな「READING HIGH noir(リーディングハイ ノアール)」の第2回公演『THANATOS〜タナトス〜』が、大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて10月19日と20日の2日間、計4公演にわたり上演。満員御礼で閉幕を迎えた。

本公演は、2020年に豪華声優キャストにより配信上演された『THANATOS〜タナトス〜』の再演。1899年、霧の都・ロンドンが舞台だ。
大富豪が所有していた豪華な船が、みるも無残な漂流船として発見される。生存者はたった一人の女性、ルナ・ワルポール。他の乗組員の姿はなく、女性は記憶を失っていた。この事件は「幽霊船事件」として、ロンドン中を噂が駆け巡ることとなる。
全ての答えは封印された彼女の記憶の中。天才心理学者のエドムント・アインハルト、スコットランドヤードのデイヴィッド・スウェイン警部が挑むサイコサスペンスが繰り広げられる。

そんなエドムント・アインハルトを演じるのは、バラエティ番組から、歌手、司会者、俳優業まで多方面で活躍する嵐の相葉雅紀。朗読劇には初挑戦となった。

相葉は、冷静さと洞察力に優れた知性、そして時に人間味のある温かさを感じる演技で、この役の新たな解釈を見事に示す。朗読劇は初挑戦ながらも、声の演技のみならず、その立ち姿や目線の送り方までもが見事で、まるでそこにエドムント・アインハルトが実在するような感覚になるものだった。

そして物語の鍵を握るルナ・ワルポール役は、早見沙織。少女のような純粋さかと思えば、一転、客席の空気をガラリと変えてしまうほどの迫力ある声で演じた。相反する二面性で、この物語のスリリングさを生み出す演技で見事に会場を引き込んでいく。

そして事件の解決に奔走するデイヴィッド・スウェイン警部役の大塚明夫は、安定感のある力強くも温かみのある声で、情の深い人物像を表現。相葉演じるエドムントと息の合った演技で観客を魅了した。

READING HIGHシリーズの中でも異色とも言える、サイコサスペンスである本作に対し、3名それぞれが存分に個性を発揮し、作品に深みを増す演技を披露。謎が謎を呼ぶスリリングなストーリー展開は、第2幕のラストで一気に加速。緻密に練られた展開で、物語全体に散りばめられた伏線を見事に回収。演技・音楽・演出の調和とともに、観客を満足感で包み込んだ。

公演を終え、「超一流のキャスト・ミュージシャン・スタッフが集結して、人の心の黒(noir)と向き合い、その奥にある光(lumière)を信じ続けた作品だと思います」と脚本・演出の藤沢はコメント。

また演出面でも、READING HIGH noirの第1回公演『HYPNAGOGIA〜ヒプナゴギア〜』でも取り入れられた布のドレープが美しい舞台美術によって、淡いブルーのライティングで表現された揺れる水面や、海上の霧を思わせるスモークで幻想的な空間が生まれた。照明の色や方向によりがらりと表情が変化していく姿は美しい。

ブランド名に【音楽朗読劇】とある通り、READING HIGHシリーズの大きな魅力のひとつは、バンドメンバーによる生演奏だ。
今回はピアニストの榊原大とチェリストの村岡苑子が担当。繊細かつダイナミックな演奏が重なり、観客は物語の世界へとより一層深く引き込まれていった。

そして、本公演の映像配信日が決定。2024年11月1日20時より、Stagecrowdにて初回配信開始となる。会場に行けなかった方も見られるチャンスとなっているので、ぜひこの機会に鑑賞してほしい。


<公演概要>
公演タイトル:音楽朗読劇READING HIGH noir第2回公演 『THANATOS〜タナトス〜』
キャッチコピー:「記憶は再び嘘をつく」
日時:2024年10月19日(土) <昼の部> 開場13:00/開演14:00 <夜の部>開場17:30/開演18:30
20日(日) <昼の部> 開場12:00/開演13:00 <夜の部>開場 16:30/開演17:30
会場:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ (大阪府大阪市北区茶屋町19−1)
原作・脚本・演出:藤沢文翁
作曲・音楽監督:村中俊之
出演:相葉雅紀・早見沙織・大塚明夫
ミュージシャン:榊原大(ピアノ)・ 村岡苑子(チェロ)
※「榊」はフォントによって「榊」と表示されますが、正しくは“木へんに神”と表記します。

■音楽朗読劇READING HIGH noir 第2回公演 『THANATOS〜タナトス〜』 配信チケット
【Stagecrowd】
販売期間:2024年10月25日(金) 18:00〜11月17日(日) 21:30まで
初回配信:2024年11月1日(金) 【開場】 19:00 【開演】20:00
アーカイブ配信期間:初回配信終了後、アーカイブ配信公開から11月17日(日) 23:59まで
※海外向けのチケット販売URLは、追ってオフィシャルのSNSでお知らせします。
※国内・海外ともに字幕はございません。ご了承ください。
配信チケット:4,300円(税込)+システム手数料330円(税込)
(C)READING HIGH

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