リバティアイランドはひさびさでも心配無用? 細江純子の天皇賞(秋)見解は

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2024年10月25日 21:00  netkeiba

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▲競馬メディアなどで活躍を続ける細江純子さん(撮影:福井麻衣子)
【細江純子=コラム『ホソジュンの幸せ馬房』】

◆天皇賞(秋)の注目馬

 先週の菊花賞ですが、皆さんは何を思い、感じましたか?

 出入りの激しい競馬となり、ダノンデサイルにとっては気持ち的な部分での難しさがでてしまった様子。最後の直線も外から伸びているのですから、今回においての負けは能力ということではないとも思えました。

 しかしながらその一方で1つ感じたのは、返し馬での走り。パドックにおける体は人それぞれ見解が違うと思いますが、私自身は肩回りやトモなどボリューム感が増して成長を感じる体に映りましたが、返し馬にいった際に馬場を叩きつける走法に見受けられ、それが距離という意味でどうでるのかな? と思えたところも…。

 そんなことも含めて、今後の動向が気になります。

 また敗れはしましたが、返し馬で素晴らしい動きに感じたのがヘデントール。レースの走りもそうですが、雰囲気からも近い将来GIをとれる器に感じましたし、言うまでもなく1着のルメール騎手&3着の武豊騎手においては、改めて長距離における騎手の手腕を感じる一戦でもありました。

 さて話は変わり、先週から京都・東京・浦和・門別と各地に足を運びましたが、その都度、会う方々が胸を痛めていたのは藤田菜七子ちゃんのことでした。中には、先週は競馬中継を目にしなかった、できなかったとの声もあり、同じ思いでいる方々が多く、凹んでいた気持ちが救われました。

 と同時に私自身も今後は、これまでとは違う選択に踏み切る決断をしたので、数年後の未来、今の状況による方向のチェンジが人間万事塞翁が馬だったと思えるものでありたいです。

 さぁ今週は天皇賞(秋)となります。

 注目はリバティアイランドでしょう。

 昨年のジャパンCでの走りに4歳は、この馬中心になると感じるものでした。

 今回は久々となりますが、厩舎的に使っての在厩調整より休み明けの方がいいタイプゆえ、そこは心配しなくていいと思えます。

 それよりも、近2戦が約2400mに加え、前走のドバイではスローの中、中団やや後ろめで我慢をしており、この部分が2000mになって前半部分にどうでるのか? 気になります。とは言え、もともと前向きな気性ですし、鞍上も手の内にいれている馬。心配しすぎなくてもいいようにも思えます。

 相手ですが、枠の並びからそのリバティアイランドを見ながらの競馬をしそうなのがレーベンスティール。ただ若干今回が前走時よりも体が細く映るので、そこは当日のパドックをよく見たいと思います。

 買い目は、もう少し考えます。

 それでは皆さん、また来週お目にかかりましょう。ホソジュンでしたぁ。

(文=細江純子)

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