こだわりは地元に根付いた“真ん中の味” 地元も認めるご当地ラーメンの“カップ麺”【Nスタ解説】

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2024年10月25日 21:04  TBS NEWS DIG

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TBS NEWS DIG

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定番の佐野ラーメンに、今年ご当地ラーメンに認定された『新参者』も…「ご当地ラーメン」の魅力に迫ります。

あなたの選ぶ一杯は?

ご当地ラーメン 日本一が決定

山内あゆキャスター:
日本一のご当地ラーメンが8日に発表されました。

【日本ご当地ラーメン総選挙】
1位:福島「白河ラーメン」
2位:新潟「長岡生姜ラーメン」
3位:北海道「函館ラーメン」

関東の“ご当地名店”を決める『東京ラーメン・オブ・ザ・イヤー (TRYラーメン大賞)』も決まりました。

【第25回 TRYラーメン大賞2024-2025」】
・TRY大賞 総合1位:東京・荒川区「ラーメン屋 トイ・ボックス(淡麗醤油 )」
・TRY新店大賞 総合1位:東京・大田区「奈つやの中華そば(煮干し香る中華そば)」

全国のご当地ラーメン こだわるのは地元に根付いた“真ん中の味”

最近では、カップラーメンなどで全国のご当地ラーメンを食べることができます。

歴史・時代小説家 今村翔吾さん:
私は奈良の学校に通っていたので「奈良天理 スタミナラーメン」がなじみ深いですね。あと山形の観光大使をしているので、山形のカップラーメンも食べます。

山内キャスター:
カップラーメンとはいえ、こだわりがあるそうです。

食品メーカー「ヤマダイ」によりますと、通常、企画から販売まで“半年”のところ、このご当地カップラーメンは企画から販売まで約1〜2年、5年かかった商品もあるといいます。

開発は自治体や地元ラーメン団体と協力して行い、どこか特定のお店の味ではなく、複数のお店を食べ歩き地元に根付いた“真ん中の味”を再現しているそうです。

私は東京・世田谷区で開催されている「東京ラーメンフェスタ」で「佐野ラーメン」を食べました。その後、カップラーメンの「ヤマダイ 佐野らーめん」を食べたのですが、この味がまさに“真ん中の味”でした。

専門店の味は結構ガツンとしっかりしているのですが、カップラーメンは、ちょうどいい甘味と出汁で、色々な人に好かれる、安心するような味になっていました。よく再現されているなと思います。

歴史・時代小説家 今村さん:
カップラーメンを4年ぶりくらいに食べましたが、とてもレベルが上がっていますね。

南波雅俊キャスター:
私は広島に2年ほど住んでいたので、「尾道ラーメン」のお店によく通っていました。いりこっぽい魚系の出汁と鶏ガラで、あっさりしたスープにコロコロの背脂がのった平打ち麺なのですが、尾道カップラーメンはそれを再現していて驚きました。美味しかったです。

日比麻音子キャスター:
私は「長崎ちゃんぽん」をいただきました。麺はモチモチ、具はシャキシャキ、コクもしっかりあって長崎で食べたときの味と同じで美味しかったです。

地元も認める ご当地“カップ麺” 発売後も16回リニューアル

山内キャスター:
ご当地カップラーメンは地元の人も絶賛しています。

静岡の「焼津かつおラーメン」はスープに焼津産かつおを使用し、トッピングにもかつお節を使っています。長野の「信州味噌ラーメン」は香り豊かな信州味噌を使い、トッピングには長野産のぶなしめじや野沢菜が入っています。

こういったこだわりも人気の秘密なのですが、さらに発売後もリニューアルで“本場の味”を追求しているそうです。

2002年に発売した「栃木・佐野らーめん」は11月に11回目のリニューアルで、麺のもちもち感をアップさせました。

2005年に発売した「神奈川・横浜とんこつ家」は、8月に16回目のリニューアル。スープのパンチをアップするなどしました。

歴史・時代小説家 今村さん:
色々なラーメンが増えているので、真ん中の位置が変わっていくのではないでしょうか。

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