【フィギュア】坂本花織、74.97点でSP首位も「再現性は微妙」 久々の“ド緊張”に反省

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2024年10月26日 11:14  日刊スポーツ

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フィギュアスケートGPシリーズ スケートカナダ女子SPの上位選手による会見で質問に応じる坂本(撮影・藤塚大輔)

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダ>◇25日(日本時間26日)◇カナダ・ハリファクス◇女子ショートプログラム(SP)



【ハリファクス=藤塚大輔】世界選手権3連覇中で昨季のGPファイナル女王の坂本花織(24=シスメックス)が74・97点をマークし、SP首位発進を決めた。


冒頭で幅のあるダブルアクセル(2回転半)を決めると、3回転ルッツ、フリップ−トーループの連続3回転ジャンプを着氷させた。2位のアリサ・リュウ(米国)に7・29点差をつけたが、表情はさえず。「(得点が)思ったより出た」と、自身の感覚との隔たりを明かした。


納得いかない理由の1つが、最終3本目の連続3回転の出来。今季は9月のロンバルディア杯、10月の全兵庫選手権でともに回転不足となっており、この日もセカンドジャンプのトーループが4分の1回転不足をとられた。大きなミスにはつながらなかったが「再現性は微妙。練習でノーミスして、しっかり本番でもというようにやりたい。今日の演技で満足しちゃいけない」と気を引き締めた。


演技前には「思い返せないくらい」というほど久々に足が震え、頭が真っ白になったという。そこにも反省が残り「練習で満足できるぐらいやっていたら、そんなに緊張もしない。緊張するというのは、どこか不安要素があるから」と厳しく振り返った。


26日(日本時間27日)にはフリーが行われる。ファイナルを含めてGP7勝目がかかるが「試合を重ねて、自信を持ってできるようにしたい」と次につながる演技を目指す。


日本勢は吉田陽菜(19=木下アカデミー)が65・32点で4位、松生理乃(20=中京大)が52・31点で10位発進となった。

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