【ジャンプ】中村直幹が逆転でUHB杯2年ぶり優勝 今季初Vに「お久しぶりです」

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2024年10月26日 18:53  日刊スポーツ

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UHB杯ジャンプ大会 優勝し笑顔の中村(中央)左は2位二階堂、右は3位葛西(撮影・黒川智章)

<ノルディックスキー・ジャンプ:UHB杯>◇26日◇札幌市大倉山ジャンプ競技場(ヒルサイズ=HS137メートル)



22年北京五輪代表の中村直幹(28=フライングラボラトリー)が1回目134メートル、2回目134・5メートルと唯一130メートル台を2回そろえ、2位からの逆転優勝を果たした。UHB杯は2年ぶり2度目の制覇。23年全日本選手権ノーマルヒル以来、今季初めて表彰台の中央に立ち「お久しぶりです」と、報道陣へのあいさつから取材が始まった。「風に助けられた部分もあった。運も良かったし、ジャンプも良かったしって感じだった」。W杯開幕メンバーとしての貫禄を見せた。


18、20日の全日本選手権(長野)ではノーマルヒルで3位、20日ラージヒルで8位だったが、ジャンプの内容は悲観していなかった。追い風など、W杯を戦う海外のジャンプ台に条件が近づく夜の大倉山で練習すると、飛距離は出た。「やってることは全然間違っていない」と自信を持ち、この日の試合を迎えた。


拠点は欧州で、今季は主にオーストリアで練習する。世界選手権個人3冠、W杯個人総合3度優勝を誇る同国のシュテファン・クラフト(31)と一緒にトレーニング。「モチベーションも雰囲気も技術もパワーも違う」と刺激を受け、吸収している。


W杯は11月に開幕。この日2位の二階堂蓮(23=日本ボール)らとともに、中村と同学年の北京五輪金メダリスト小林陵侑(27=チームROY)を追いかけ、「そこを超えていくような存在にならないと」。チームJAPANを押し上げていく。【保坂果那】

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