ラグビー日本代表、最強オールブラックスに先制トライで盛り上げるも完敗…エディー・ジョーンズHC「トライキャンセルが影響した」

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2024年10月26日 19:35  TBS NEWS DIG

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■リポビタンDチャレンジカップ2024 日本代表−ニュージーランド代表(26日、神奈川県横浜市・日産スタジアム)

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今年日本国内で最後のラグビー代表戦、日本代表(世界ランキング14位)対ニュージーランド代表・オールブラックス(同3位)戦が26日、6万人の大観衆が見つめる中、横浜市の日産スタジアムで行われ、19−64で日本は敗れた。

試合前、オールブラックス伝統のハカ、“カ・マテ”は今季から日本のリコーブラックラムズ東京でプレーするTJ・ペレナラ(32)がリード。

これまでの対戦成績は0勝7敗と勝利の無い日本だが、最初に試合を動かす。6分、J.ナイカブラ(30、東芝ブレイブルーパス東京 )がラックサイドで短いパスを受けそのまま突進、自慢のスピードを生かして中央に飛び込み先制のトライを奪う。立川理道(34、クボタスピアーズ船橋)のコンバージョンも決まり7−0とリードする。

しかし12分、オールブラックスのM.テレア(27)にタックルを外されトライを許し、コンバージョンも決められ7−7の同点に追いつかれる。さらに主将のP.トゥイプロトゥ(31)にもトライを許し逆転されてしまう。

追いかける日本はF.マキシ(27、クボタスピアーズ船橋・東京ベイ )のトライで12−14と迫り、さらに21分には、マキシのタックルでこぼれたボールをW.ディアンズ(22、東芝ブレイブルーパス東京 )が拾いトライを奪う。これで再逆転かと思われたが、TMO(テレビジョン・マッチ・オフィシャル)で、マキシにノックオンがあったためトライキャンセルとなった。その後は、ラグビー王国・オールブラックスの「強くて激しく速い」攻撃に得点を重ねられ、12−43と大きくリードを許し前半を折り返す。

後半、防戦一方の状況を打開したい日本は、代表初選出のO.ヘル(26、クボタスピアーズ船橋・東京ベイ )、松永拓朗(26、東芝ブレイブルーパス東京 26)らを投入。すると27分、D.ライリー(27、埼玉パナソニックワイルドナイツ )がラインの裏に抜け出し、矢崎由高(20、早稲田大学)にパス、トライ寸前まで迫るが、東京サントリーサンゴリアスでのプレー経験を持つD.マッケンジー(29)に止められてしまう。

それでもその直後に、ヘルが記念すべき代表初トライを決めコンバージョンも成功、オールブラックスから19点目をもぎ取る。しかし、日本の反撃もここまで。世界最強国の壁は厚く、合計10個のトライを許し19−64で敗れた。

試合後、エディー・ジョーンズヘッドコーチ(64)は「トライキャンセルが選手のメンタルに影響した。そこで気持ちを落とさないのが大事」と試合を振り返った。日本代表はこの後欧州遠征に出発し、フランス戦(現地時間11月9日)、ウルグアイ戦(現地時間11月16日)、イングランド戦(現地時間11月24日)に臨む。
 

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