35歳以上になって「人生が楽しくなってきた理由」色々 「向いてないこと全部やめたら楽しくなってきた」という人も

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2024年10月27日 06:20  キャリコネニュース

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人生、楽しんでますか?僕はもう、間違いなく日々を楽しく過ごしている。掃除してても楽しいし、仕事(っていうかまあ原稿やったり取材するだけですが)しててもそこそこ楽しい。嫌なことは早寝早起きぐらいなもの、という塩梅だ。

僕の場合はもう物心がついた時から、一つも面白くなかった高校時代の3年間を除いて全部楽しいんだけど、どうやら人生の折り返し辺りになって、「この人生が楽しくなってきたぞ」と気付く人も多いらしい。

今日はそういった人たちが楽しさに気付いたきっかけなどのお話しをしていきたい。(文:松本ミゾレ)

「インコにあわせて早寝早起き」

先日、ガールズちゃんねるに「【35歳以上限定】人生が楽しくなってきた人」というトピックが立っていた。これを立てた方は、なんと今「虚無感を感じています」と書き込んでいる。

この人が何歳なのか知らないが、現状、人生を楽しめていないようだ。わざわざ「35歳以上」と限定しているので、この人自身もそういう世代なのかもしれないが、人生が楽しくなったきっかけを聞くことで、自分のこれからの日々の実りを得ようと考えているのだろう。恐らく。

ということで早速、寄せられた書き込みを引用させていただきたい。

「自分に向いてないこと全部やめたら楽しくなってきた 自分は人と会うのがあんま好きじゃなかったみたいw」
「40歳すぎると出産も意識しなくてよくなるからそこの精神面はもっと楽になる」
「高齢出産にはなったけど出産して子育てをしてること もう若いうちに遊び回って遊び尽くしたから自分一人だけの人生に飽きてきたから本当に楽しい」
「ベランダに迷子のインコが来て、あちこち届出したけど飼い主が見つからなくて飼い出した。だらしない生活だったんだけどインコにあわせて早寝早起き、喫煙者だったけどタバコやめた。餌の野菜の残りを食べるようにしてなんか痩せた。睡眠とってるからか肌もきれいになったし、特に目がすごいきれいになった。誤食がこわいから家もきれいになった」

と、こんな感じで、特段大きなきっかけがあったわけでもないものの、要は日常の些細なことに幸せを感じるようになった人が多い印象。
結婚しても幸せだし、しなくても別に幸せみたいな感じで。幸せをどこに感じるかは人それぞれなんだけど、アラフォーぐらいになると幸福へのアンテナもよく働くようになって、若い頃にはキャッチできなかった小さな幸福への感度も高まるのかもしれない。

当たり前だと思って見逃してきたものの良さを知ることが増えるよね

僕は今、40歳。ちょっと前まで「アラフォーだ」みたいなことを言ってた気がするけど、もう40になったので若い時みたいにちゃんと体が動いてくれなくなった。指はなんかずっと痺れてるし、背中は痛いし、首は動かすだけでミシミシ言うし。

ただ、30代の半ばぐらいから徐々に、いわゆる花鳥風月の良さを物凄く実感できるようになった。

草花を見るたびに「これは何て種類なんだ」と調べたがるし、散歩も趣味になって3年目だが、今だとキンモクセイの香りも楽しめるので散歩中の足取りも軽い。夏場なんかは水辺を歩いてカメだのエビだの探すのも楽しいし、今年の夏なんて七草の一種のセリが近所に生えているのを発見して、勝手に感動していた。よく見ればセリはどこにでも生えてるんだけどね。

で、そのセリに良く似ていて毒がある、ドクゼリってのもあって、厄介なことにセリの近くに生えてることも知った。

自宅では猫もいるが金魚やメダカやカメもいるので、その世話も適度に忙しく、暇を感じることはあんまりない。人間関係も良好というか、幸いなことに昔からの友達もいるし飲み仲間もいるし彼女もいるし。

フィギュア集めとか賭博とか、やることも多いし、こないだついに海釣りもはじめて、これも面白かった。

あ。まだ祖母も存命なんだけど、その祖母と話をするのも楽しいなぁ。全部些細なことであって、もっとこう、お金がいっぱいあるとか、そっち系の幸せも楽しみたいところなんだけど……いかんせん労働意欲もないのでそれは無理かな。

40近くになると人は、あんまり他人と相対評価で自分の幸福度を測ることもなくなるのかもしれない。どう競い合おうとしても、勝てない人はいる。そういうのに嫉妬しなくなってから、僕は元々楽しい毎日がこれまで以上に楽しくなった。

でも、こんなことで幸せを感じているような人は上昇志向がなく進歩をやめちゃった終わってるおじさんなんだろうね、きっと。別にいいけど。

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