英ウィリアム皇太子、ヘンリー王子との感動的な思い出を振り返る 米誌報道

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2024年10月27日 15:04  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

ウィリアム皇太子(左)とヘンリー王子

英王室のウィリアム皇太子(42)が26日、確執が取り沙汰される弟ヘンリー王子との幼少期の感動的な思い出について振り返り、数年ぶりに弟について公に言及したと米ピープル誌が報じた。


近日公開予定の「プリンス・ウィリアム:ウィ・キャン・エンド・ホームレスネス(ウィリアム皇太子:私たちはホームレスをなくせる)」と題したウィリアム皇太子の2部構成ドキュメンタリーから、新たな抜粋が公開された。亡き母ダイアナ元妃が、ホームレス状態にある人々やホームレスになる恐れのある人々を支援する慈善団体「ザ・パッセージ」に自身と弟を連れて行った時のエピソードを披露していることが分かった。


「母が私をザ・パッセージに連れて行ってくれました。ハリー(ヘンリー王子)と私を連れて行ったのです。当時私は11歳か10歳だったかもしれません。そのような場所に行ったことがなかったので、何が起こるのか少し不安でした」と話し、ホームレス問題を初めて知った時のことを振り返る過程でヘンリー王子の名前を口にした。2020年にヘンリー王子が王室を離脱して以降、皇太子との亀裂は「非常にひどい」と伝えられており、2人が最後に揃って姿を見せた8月のおじの葬儀でも、互いに言葉を交わすことはなかったと報じられている。


皇太子は「母はいつものように、みんなをリラックスさせ、笑い、冗談を言っていた」と振り返り、楽しい会話をしたり、チェスをしたり、おしゃべりをしたことを覚えているとコメント。「自分と同じ人生を送っているわけではない人たちが、世の中にはいるのだと気づいた。幼い頃は、人生とは目の前に見えるものだけと考え、他に目を向けるという概念があまりない。私もそうだったように、自分の頭の中に別の視点を植え付けてくれる人々に出会った時、”そういえば、私は昨晩路上生活を送っていた”と言われ、”わあ”と思う。そういうことがあったのを覚えている」と話した。


皇太子は2019年からザ・パッセージのパトロンを務めており、王子と共に初めて団体を訪れて以降、何度か再訪しているとピープル誌は伝えている。


長年ホームレス問題に取り組んできた皇太子のホームレス支援プロジェクトに関するドキュメンタリーは、10月30日と31日に英ITVで放送される。(ロサンゼルス=千歳香奈子)

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