【フィギュア】島田麻央が合計198・93点で優勝 4T転倒し「いつも通りの演技ができなかった」

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2024年10月27日 23:02  日刊スポーツ

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東日本選手権でフリーを演じる島田(撮影・勝部晃多)

<フィギュアスケート:東日本選手権>◇27日◇青森・テクノルアイスパーク八戸◇ジュニア女子フリー



ショートプログラム(SP)首位発進の島田麻央(15=木下グループ)が、128・74点の合計198・93点で優勝を飾った。


冒頭のトリプルアクセル(3回転半)を着氷させたものの、果敢に挑んだ4回転トーループで転倒。スケーティングや表現の部分でも納得いかない様子で「緊張しすぎていつも通りの演技ができなかった。悔しい」と唇をかんだ。今月30日には16歳の誕生日を迎える。「16歳はジュニア最後のシーズンになってくると思うので、シニアに向けていい準備ができるように」と引き締めた。


ジュニアでは東日本選手権初出場。中井亜美や高木謡と表彰台に立ち、「あまり同じリンクで練習しないので会うことは少ないので、今回こうやって東日本に出たことによって、2人と一緒に大会に出られてよかった」と笑みを浮かべた。


今年の9月のジュニアグランプリ(GP)シリーズ第5戦ポーランド大会では、「今季世界最高」と「自己ベスト」を更新する合計224・68点をマークして優勝。トリプルアクセル(3回転半)と4回転トーループの2本を着氷させた。昨年12月に自身が日本女子初の同時成功を果たした大技。「すごく自信にもなった。これからも2本入れ続けられるように重点的に練習していきたい」と、自分のものにすべく挑戦を続けていく。


前人未到の世界ジュニア選手権3連覇も視界に捉えるが、今後も出場する1つ1つの大会でベストを尽くすスタイルは変わらない。「結果ではなく、自分が思った演技をしたいという気持ちが大きいです」。大会ごとに緊張感を覚えると言うが、その要因はあくまで順位ではなく「前回の自分を超えられるか」という思いにあると説く。圧倒的な存在感を放つ“麻央さま”は、誰にも予想できない成長曲線を描いていく。

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