【全日本大学女子駅伝】不破聖衣来「悔しい」2年ぶり駅伝も5区で順位落とす

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2024年10月28日 08:20  日刊スポーツ

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タスキを受け取り走り出す拓大の不破(撮影・飯岡大暉)

<全日本大学女子駅伝>◇27日◇弘進ゴムアスリートパーク仙台(仙台市陸上競技場)発着(6区間38・0キロ)



女子1万メートルで日本歴代3位の自己記録を持つ不破聖衣来(21=拓大4年)が2年ぶりに駅伝に挑んだ。エースが集う5区で区間7位の30分21秒を記録。4位から5位に順位を落として悔しがった。1年時には28分00秒の区間新記録を樹立し、2年時も区間賞を獲得。再現はならなかったが、22年10月以来の駅伝出場に充実感を漂わせた。立命館大が大会新記録の2時間3分3秒で9年ぶり11度目の優勝を果たした。


    ◇    ◇    ◇


728日ぶりにタスキをつなぎ終えた不破の表情は暗かった。1、2年時に快走を見せた5区で苦戦。「エースの役割を果たせなかった。順位を落として悔しい」と唇をかんだ。終盤には1度抜かれた名城大を逆転。「9・2キロ走りながら申し訳ない思いがずっとあって。最後は1人でも抜き返そう」と意地を見せた。


ケガに苦しみ、昨年の駅伝出場はゼロ。「年々、走りが思うようにいかなくなった。2年間走れず駅伝に出たい思いが増した」と吐露した。今年4月に競技へ復帰。2年ぶりに戻った舞台で「今回は出られて本当にうれしい。駅伝の素晴らしさを感じた」と喜んだ。


ただ内容には「実力不足をすごく痛感した。イチからやり直したい」と満足はない。大学で残された駅伝の舞台はあと1つ。12月の富士山女子駅伝へ「本当の意味で大学ラスト駅伝。そこでは今回の悔しさを晴らしたい」と力強く誓った。

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