「座れる」ルート検索が可能に? 東京メトロ、車両データ活用した検証開始

1

2024年10月28日 14:41  ITmedia ビジネスオンライン

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ITmedia ビジネスオンライン

東京メトロとナビタイムジャパン、「座れる」情報提供に向けた検証開始(プレスリリースより引用、以下同)

 東京メトロとナビタイムジャパン(東京都港区)は10月28日、電車で座って移動できるルートを検索できたり、座りやすい号車を案内したりするサービスの提供を目指し、検証を開始した。現在、走行する列車の号車ごとの混雑状況は、「東京メトロmy!アプリ」や「乗換NAVITIME」などで提供中だ。しかし、「座って移動できるか」に関する情報は提供できていなかった。


【画像】「座れる」情報、どうやって提供する?


 そこで、走行中の各列車の混雑率に加え、列車が駅に停車しているときの混雑率の変化に着目。今回の検証をもとに、「座れる」という利用客にとってポジティブな情報提供を目指す。


 今回の検証には、座れる確率(以下、着座確率)を推定する必要がある。そこで、東京メトロの各路線を走行する車両のデータから、列車が駅に到着して出発するまでの乗降状況(曜日や時間帯ごとの降車度合)を、号車ごとに1秒間隔で解析。ナビタイムジャパンのデータ加工とシミュレーション技術を組み合わせ、着座確率を推定する。


 推定した着座確率を用いて、座れる可能性のある経路を検索できる「座れるルート検索」や、各駅での号車ごとの座れる確率を示す「座りやすい号車案内」といった機能を、「乗換NAVITIME」で試験提供する。2024年度内を目安に、車両データの収集や処理、着座確率を推定するためのデータ加工やシミュレーション方法の確立を目指す。また、乗換NAVITIMEの一部利用者を対象としたフィールドテストを予定している。



このニュースに関するつぶやき

  • 座れないってだけで公共交通使う気が失せるからこれはいいことだ。
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

ランキングトレンド

前日のランキングへ

ニュース設定