私が言い返そうとしたその瞬間、元気よく声をかけられ、私はビックリして思わず振り向きました。振り向くと、そこに立っていたのはメイと同じクラスのヒビキくんママでした。お互いに顔をあわせれば挨拶くらいはするものの、そんなに深く話し込んだことはありません。
ヒビキくんママの声に気圧されて、みんな気まずそうに私たちから目をそらします。私はなんだか恐縮してしまい、思わず「ありがとうございます」をくり返します。ヒビキくんママは、私たちをじっと見ているエイミちゃんママ(と、その取り巻き)をチラリと見ると、さらに話を続けました。
エイミちゃんママを中心に、何人かから好奇と軽蔑の眼差しを向けられていた私。そこへ声をかけてくれたのは、メイと同じクラスのヒビキくんのママでした。あまり話したことはないのに……と戸惑っていましたが、どうやら私を庇うために話しかけてくれたようで、その優しさに私は心のなかがじんわりと温かくなるのを感じました。
これからもこの仕事を続けたいと思っている以上、偏見の目に晒されることが幾度となくあるのかもしれません。しかし私は、自分の好きな仕事をこれからも胸を張って続けていきたいです。
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【第3話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・吉田ぱんだ 編集・みやび