前回からの続き。私はカズミ。実家で母との2人暮らしをしています。妹のアイは近くでひとり暮らし、弟のユウキは都会に出ています。弟は昔からなんでもそつなくこなす優等生、嫌味な性格でずっと憎たらしい存在でした。都会育ちの気取った嫁も、私のことを見下しているような気がします。結婚してからは年に1〜2回帰省してウチに泊まっていたのですが、なんと近頃は「ホテルに泊まる」と言い出しました。きっと嫁がイヤがったのでしょう。
母もアイも嫁の味方をしようとするし、ユウキが結婚してから私たちきょうだいの溝はさらに深まった気がします。けれど私には心をなぐさめてくれるトモヒコがいます。妻子がいる既婚者ですが、そんなことはどうでもいいのです。
そうは言っても子どもができれば、嫁に対して冷めきっているトモヒコの気持ちはこちらに向くはず。私は女の子を産むため、効果があると聞いた食べ物や生活習慣などはすべてトライしました。そしてついに赤ちゃんを授かったのです。
赤ちゃんを授かろうと決心をした私は、ついに妊娠に成功。女の子が欲しかったトモヒコは、生まれればすぐに離婚して私との家庭を築いてくれることでしょう。誰になんと言われようとも、絶対に女の子が生まれてくるに決まっています。
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【第6話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子