○ ヤンキース 11−4 ドジャース ●
<現地時間10月29日 ヤンキー・スタジアム>
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30)が現地時間29日、ヤンキースとのワールドシリーズ第4戦に「1番・指名打者」でフル出場。第1戦以来13打席ぶり、左肩亜脱臼を負ってから初となる安打を放った。
ヤンキース先発は今季15勝を挙げた右腕ギル。初回の第1打席は、フルカウントから真ん中付近に甘く入ったスライダーを打ち上げて遊飛。3回表の第2打席は、カウント1-0から内角へのスライダーを振り抜くも、センター後方への中飛となった。
3点を追う5回表、先頭打者ウィル・スミスのソロ本塁打で1点を返し、さらに無死一塁という状況で第3打席を迎えると、ヤンキースはサイドスロー左腕ヒルを投入。内角への初球シンカーをセンター前へ弾き返し、負傷後初ヒットとなる中前安打でチャンスを広げた。その後、2番ムーキー・ベッツの遊ゴロで大谷は二塁封殺。一死一、三塁から3番フレディ・フリーマンの二ゴロが併殺崩れとなる間に追加点を挙げた。
2点ビハインドの7回表、一死一塁での第4打席は4番手右腕ライターJr.と対戦。4球目で一塁走者エドマンが盗塁に成功し得点圏に進むも、大谷はフルカウントから外角低めのスプリットで空振り三振。続く2番ベッツも凡退し、無得点に終わった。
この試合の大谷は4打数1安打、1三振という内容。ポストシーズン通算成績は打率.246、3本塁打、OPS.815となっている。
ドジャースはフリーマンが第3戦に続いて初回に先制2ランを放ち、MLB新記録のワールドシリーズ6試合連発をマーク。幸先良くリードを奪うも、ブルペンデーが誤算となって11失点の大敗。スイープで4年ぶりのワールドシリーズ制覇を決めることはできず、シリーズ成績3勝1敗となった。