“文字起こし”ネタバレサイトで国内初の逮捕者 CODAが声明「明らかな著作権侵害」

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2024年10月30日 15:23  ORICON NEWS

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“文字起こし”ネタバレサイトで国内初の逮捕者
 日本コンテンツの海外展開と海賊版対策を促進するコンテンツ海外流通促進機構(CODA)は30日、アニメや映画などのコンテンツの書き起こしサイトについて、国内で初めて逮捕者が出たと発表した。

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 CODAによると、権利者に無断で映画などの著作物のストーリー全容を文字起こしを行い、関連画像と合わせて記事を作成した上、自社が運営するサイトAに掲載していたとして著作権法違反の疑いで、東京都渋谷区在住の会社経営者の男ら3人を29日、宮城県警が逮捕したという。

 男らは、2023年1月〜2024年2月の間、東宝らが著作権を有する映画『ゴジラ-1.0』ほか1作品、KADOKAWAらが著作権を有するアニメ『オーバーロードIII』の作品内に描かれている登場人物の名称、セリフ・動作、情景、場面展開などのストーリー全体の克明な内容を権利者に無断で文字起こしし、関連画像と合わせた記事をサイトに掲載して広告収益を不当に得ていたという。

 CODAは今回の事件を受け、「これらの行為は、コンテンツそのものをアップする海賊版サイトや違法アップロードと比較して侵害の程度が軽微に捉えられる傾向にありますが、引用の範囲を超える明らかな著作権侵害であり、重大な犯罪です」と強調し、「映画などの文字抜き出しサイトの問題点は、コンテンツに正当な対価を支払う意欲を低下させ、正式な本編映画などを見ないことにも繋がり、権利者に多大な損害を与えます」とした。

 その上で、「CODAでは今後の取調べや刑事裁判で明らかになる事件の詳細について注視するとともに、引き続き著作権の適正な保護に努め、同様のサイトにおける有効な対策を講じてまいります」と伝えた。

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