ユニクロが2024年秋冬最新モデルとして販売した、「ラウンドショルダーバッグ/キルト」が人気だ。発売後の売れ行きについて担当者に取材したところ、「在庫がほとんどない」状態であり、かつ再販の予定も立っていないという。
【画像】ユニクロの「ラウンドショルダーバッグ」(1990円)の見た目、着用イメージ、機能
ラウンドショルダーバッグは、2021年4月にユニクロが発売した「ラウンドミニショルダーバッグ」を改良した商品。同商品は、2022年4月の英国インフルエンサーによるSNS投稿を受けて世界的に人気が爆発。LVMHグループのファッション検索エンジン「Lyst」による、2023年第1四半期のファッショントレンドで「最もホットなアイテムのランキング」の1位に選ばれた。
三日月形のショルダーバッグで、体に沿うようにデザインされた形が特徴的だ。また、そのコンパクトな見た目以上に小物を多く収納できるのだが、これを取り上げた英国のインフルエンサー、ケイトリン・フィリモア氏のTikTok動画が“バズった”ことで、世界的に人気が広がった。
前身モデルからの大きな変更点は容量だ。顧客からの「あとひとまわり大きいともっと使いやすいのに」という声を受け、容量を前身モデルの2倍に。「10インチのタブレットや長財布、着替えも入る」と、ユニクロは公式Webサイトで説明する。
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●「静かなぜいたく」トレンド継続か
素材はナイロン素材からツヤ感のあるキルティング素材に変更。小雨をはじく程度の撥水加工を施している。カラーはオフホワイト、ブラック、ダークブラウン、オリーブの4色を展開している。
2023年、「クワイエット・ラグジュアリー(静かなぜいたく)」と呼ばれる、ハイブランドであることを見せびらかさない控えめなファッションがトレンドとなった。こうしたトレンドに合致してか、ラウンドミニショルダーバッグは英国メディアで「ミレニアル・バーキン」とも称された。この人気は2024年も衰えていないようだ。
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