日本航空(JAL)は、2025年3月期の中間決算を発表した。純利益は498億7,800万円(前年同期比19.1%減)だった。
売上収益は9,018億1,700万円(同9.9%増)、財務・法人所得税前利益(EBIT)が856億8,700万円(同6.1%減)、税引前利益は763億100万円(同14.4%減)となった。
売上収益のセグメント別では、フルサービスキャリアの旅客が3,361億円、同貨物が409億円、LCCが288億円、マイル/金融・コマースが525億円、その他が656億円で、航空事業、非航空事業ともに前年を上回った。
国際旅客は日本発のビジネス需要が順調に回復しているほか、好調な訪日需要の取り込みにより、高単価を維持した。国内旅客は観光需要が想定より伸びなかったものの、前年をわずかに上回った。貨物郵便は国際線で高付加価値貨物を獲得したほか、国内線で貨物専用便の就航により、前年を大きく上回った。
LCCでは、ZIPAIR Tokyoで旅客収入が351億円(同40.6%増)、有償旅客数が68万人(同25.6%増)、有償座席利用率が81.3%(同1.9%増)といずれも前年を上回り、営業利益の黒字幅を伸ばした。スプリング・ジャパンでも、旅客収入が101億円(同53.9%増)、有償旅客数が53万7,000人(同37.6%増)、有償座席利用率は81.5%(同9.3%増)となり、営業利益を計上した。
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通期の業績予想は据え置いた。中間配当は40円としたほか、期末配当は40円、通期で80円を予想している。