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先日の衆院選で比例復活したれいわ新選組の大石あきこ氏(47)が11月1日、「差別的」などと批判を呼んだ同党代表・山本太郎氏(49)が出演した動画について、Xで真意を説明した。
発端となったのは、大石氏が10月25日にXで公開した動画。27日に投開票された衆院選大阪5区について、山本氏が「誰に入れたらいいか」を解説するという趣旨のものだが、その口調が物議を醸すことに。
動画は、山本氏はピンマイク片手に「今日は、淀川区、東淀川区、西淀川区、此花区のお前らに教えてやる。よく聞け……」などと、たどたどしい日本語で呼びかけるというもの。
しかし、この動画をめぐって、Xでは「カタコト喋りは外国人差別だけじゃなく言語についての障害を持つ人への差別だよ」「直球のレイシズムです」「だいぶショックを受けている」など批判する声が続出。
さらに、特定非営利活動法人コリアNGOセンターも1日までに公式サイト上で、《SNSで一般人の外国人(外国語話者)インフルエンサーがそのような語り口で人気を博しているとはいえ、マジョリティである日本人がそれをまねてコンテンツ化することは明らかに差別です》などと綴った要望書を発表している。
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いっぽうで、「つくづく不寛容で窮屈な世の中になったと思う…モノマネのパロディだよ…」「差別的な要素は少しも感じませんでした」といった意見も見られが、その後動画は削除された。
そんななか、大石氏は1日にXを更新し、《10月25日(金)に公開した、『ナインだよ』のオマージュ動画(いわゆるカタコトの動画)が炎上し、削除するにいたった件について》と切り出し、経緯を説明。
動画は、大石氏が山本氏に対して9月に出演を依頼し、それを自身の事務所で編集したそうだ。
動画の元ネタについて、《ナインさんというタイ在住のTikTokインフルエンサーがカタコトの日本語でタイを毒舌気味に紹介するも》と解説した上で、《わかりやすい、新鮮に聞こえる、意外性が笑える》といった文脈で流行しており、多くの若者がパロディを作成していると説明。
そのうえで、大石氏は《動画を作成・公開したのは、流行っているから、おもしろいから、その流行自体に『カタコトへの差別的意味合い』は無かったから、です》と説明し、《社会で虐げられている人を見下す文脈で、その人たちに言及したり揶揄したりマネをしたりすることは、たとえ巷で流行ったとしても許されないですが、そういう流行ではないと判断しました》としている。
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さらに、《新しい言語のあり方(流暢な言語が上位とは限らないし、むしろそれを破壊する新たな価値観)も提案するものだと思っています》とも述べつつ、《一方、巷で流行している文脈はそうであっても、公人がカタコトのマネをするのはまた違う文脈が生まれるのだ、という指摘は重く受け止めお詫びいたします。今後、気を付けます》と締めた。
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