夢が定まらず勉強のモチベーションが上がらない 受験生の悩みに“ビリギャル”小林さやかがアドバイス「目標を細分化して」

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2024年11月01日 20:20  TOKYO FM +

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夢が定まらず勉強のモチベーションが上がらない 受験生の悩みに“ビリギャル”小林さやかがアドバイス「目標を細分化して」
ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜〜木曜 22:00〜23:55/金曜 22:00〜22:55)。
全国の受験生を全力で応援するコーナー「応援部 宣言メイト! supported by カロリーメイト」(毎週金曜 22:07頃〜)では、パーソナリティのこもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)こと“こもり顧問”と、水曜〜金曜を担当するアンジー教頭こと“アンジー副顧問”、さらには月替わりの“特別コーチ”が、受験生を応全力で応援していきます。

10月は、“ビリギャル”こと小林さやかさんが特別コーチを担当。10月18日(金)の放送では、夢を決めきれない生徒(リスナー)と、直接電話をつなぎました。


(左から)こもり校長、小林さやかさん、アンジー教頭



10月の“特別コーチ”小林さんは、坪⽥信貴さん著「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」(KADOKAWA)の主人公“ビリギャル”のモデルとして知られています。2019年4月より聖心女子大学大学院へ進学し、2024年5月には米国コロンビア大学教育大学院を卒業しました。



こもり校長:先週は、受験生と逆電していきましたが、なんと、電話をつないだ生徒から書き込みが届きました。

<リスナーからのメッセージ>
応援部での逆電ありがとうございました。逆電のあと、アドバイスを参考に中間も模試も志望理由書も自己PRもやり切りました! そして無事に校内選考を通ることができたことを報告させてください!(18歳)

小林先生:おめでとう! お役に立ててよかった!

こもり校長:届くのは嬉しいですよね!

小林先生:この番組、ちゃんと結果報告まで来るんですね!

こもり校長:だからこそ応援部では、引き続き受験生の君からの受験にまつわる宣言「宣言メイト」も待っているし、今回のような嬉しい報告も待ってるから! いつでも書き込んでくれたら嬉しいなと思います! 今週も「宣言メイト」を送ってくれた受験生に直接話を聞いて、エールを届けていくぞ!

――ここで生徒に電話をつなぐ。

アンジー教頭:まずは“宣言”を聞かせてください!

リスナー:自分が何になりたいか決められないからこそ、まずは目の前の大学を目指します!

こもり校長: 夢がいっぱいあるっていう状況なのか、こういうのがやりたいっていうビジョンもない状態?

リスナー:2つ夢があります。1つは小さい頃から音楽が好きで、ずっとバンドマンになりたいという夢です。高校で吹奏楽部に入ったりして、ずっと音楽を続けてきたんですけど、将来のことや進路を考えたときに、もう1個夢ができたんです。

周りとか家族のことも考えたときに、自分はひとりっ子で、家には田んぼがあるなと思ったんですね。それで、地元に残ったほうがいいんじゃないかと考えるようになって、地域に根深い公務員になりたいなと思うようになりました。だけど、音楽を続けたい思いもあるし、悩んでいる状態です。

こもり校長:自分のやりたいことが明確に決まってるなかで、どうしようかと悩んでいるのは悪いことではないと思う。その大学を選んだのはなぜだろう?

リスナー:県内の公立大学なんですけど、地域政策とか文化政策を学べる学部があって。他の学科では、芸術とか音楽のことも少し学べます。あとは、軽音サークルとか学生が米作りをする団体もあり、自分がやりたいことができるなって思って決めました。

アンジー教頭:やりたいことが全部できちゃう学校だね。

こもり校長:何か悩んでいることがあるの?

リスナー:大学に行きたいけど、音楽もやりたいっていう気持ちが強いです。今まで勉強にあんまり身を入れてこれなくて、身が入ってない状態で、もう共通テストも100日を切っているんですね。

自分のなかでは併願を受けずにここ1本で決めようと思っているので、焦りがどんどん出てきてしまって。これからどう力を入れてったらいいのかっていうのがわからなくて、ちょっと悩んでます

こもり校長:やらなきゃいけないことが迫ってきているけど、自分の気持ちがなかなか整理できない。モチベーションの低下ももちろんですけど、計画が立てられないときってどうするのがいいんですかね?

小林先生:何をやればいいかわからない、定まってないものってモチベーションが上がらないようになっているんですよね。焦りばっかり出てきちゃって、毎日何をやればいいかわからない。時間ばかりが過ぎてしまいもっと焦ってしまう、みたいな悪循環がたぶん今起きているんだと思うんです。

夢があるってすごく素敵で大事なことなんですけど、夢っていつも大きいんですよ。で、曖昧なものなんですよね。「目標の細分化」と言うんだけど、目標がでかすぎるとわくわくする気持ちをどこにおいやったらいいかわからないし、向く場所がわからなくなるんです。大目標はもうありますよね。次の中目標は具体的に言うと、志望校だと思うんです。

※リスナーの夢の1つを細分化すると、以下のようになります。

大目標:地元に貢献する
中目標:そのための勉強ができる志望校を選ぶ
小目標:学校に行くためにしなければいけないことを毎日する

小林先生:(小目標は)小さいToDoリストを毎日こなしてやっていく必要があります。まずね、思考の整理はノートに書き出してみるといいと思う。ぼんやり頭のなかでずっとぐるぐる考えてるだけでは、なかなか整理ができません。「今何に悩んでるのか」「目標達成のためには具体的に何をやっていかなきゃいけないのか」みたいなことを、できればスマホで打つんじゃなくて紙に書きだしてみるといいと思う。

小林先生:最後にお伝えしておきたいなと思うことがあります。学校のクラスは何人いる?

リスナー:40人です。

小林先生:ちょっと想像してみてほしい。恋愛対象が同性・異性どっちでもいいんだけれど、もしかしたらいつか結婚したりとかして、家族を持つかもしれないでしょ? たとえばの話、余生をずっと、一生を共にするパートナーをそのクラスのなかから選んでくださいと言われたら、いる?

リスナー:いないです……。

小林先生:いないでしょ? 夢も一緒なんですよ。今のあなたが見ている職業とか将来の夢みたいなものの選択肢って、まだものすごく限られているんです。高校を卒業していろんな世界に触れていくと、これまで見たことなかったような選択肢が、今後どんどん出てくるかもしれない。

パートナー選びと一緒で、職業とか、将来やること・夢みたいなものも、余生を共にする人ぐらい大切なものだったりします。あまり早くに決めちゃわなくても、私はいいと思うんですよね。なので、定まっていないことに対して焦らなくてもいいのかなって思う。

こもり校長:たしかに!

小林先生:夢って叶ったらすごくいいものだけど、途中で変わっても別にいいものだから、もう少し気を抜いてもいい。ただ1つ、心がけておいてほしいのは、選択肢をどんどん増やすこと。

触れられる世界を意識的にどんどん増やしていくと自分で思いながら生きていくといいんじゃないかなって思います。そうしたら、もっとわくわくするものに出会える確率が高くなるんじゃないかなって思いました。

夢があることは素晴らしいし、本当に贅沢なことです。だけど、「どっちかに決めなくちゃ!」と焦らなくてもいいですからね。

こもり校長:今の時点で、気持ちも整理する必要は意外とないのかもしれないな、と。

小林先生:ただ、“あと100日”というリミットがあるのであれば、この100日をグダグダ過ごしちゃうのはちょっともったいないですよね。中目標が決まっているんだったら小目標をしっかりこなして、それをまた自信に繋げてほしい。世界を広げて、いろんな出会いを掴んでいってほしいなと思います。

<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長(小森隼・GENERATIONS from EXILE TRIBE)、COCO教頭(CRAZY COCO)/月曜〜火曜、アンジー教頭(アンジェリーナ1/3・Gacharic Spin)/水曜〜金曜
放送日時:月曜〜木曜 22:00〜23:55/金曜 22:00〜22:55
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/lock/
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