66歳・月の年金25万5272円「投資したかったが、怖いという妻を説得できなかった」と語る男性の老後資金

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2024年11月02日 06:11  All About

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老後の心配事といえば、やはりお金。現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、埼玉県在住66歳男性のケースを紹介します。
金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。

現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、埼玉県在住66歳男性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

回答者本人:66歳男性
同居家族構成:本人、妻(53歳)、娘(20歳)
居住地:埼玉県
リタイア前の雇用形態:会社役員
リタイア前の年収:1800万円
現在の資産:預貯金3900万円、リスク資産450万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:厚生年金42年(現在、再就職で再加入中)

現在受給している年金額(月額)

老齢基礎年金(国民年金):6万633円
老齢厚生年金(厚生年金):19万4639円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし

配偶者の年金や収入:給与収入240万円(年額)

「不満を言っても年金は増えない」

現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。

その理由として「とりあえず、普通に生活できている。不満を言っても年金は増えないし」と語っています。

ひと月の支出は約「30万円」。年金だけでは「毎月足りない」と回答されています。

「当面は貯金を減らすリスクはない」

年金で足りない支出については、ひと月あたり「10万円くらいを給料」で賄っているという投稿者。

年金以外に「社会保険に加入しながら働いていて、年間300万円」の収入があるといいます。

「77歳までは働けそうなので、当面は貯金を減らすリスクはない。勤務内容は、社内監査役で、週3日程度」稼働しているそう。

くわえて、年金生活においては「家庭内PL(損益計算書)を作って、毎月評価している。(夫婦)お互いにあまり物欲はなく、省エネしています」と家計管理の工夫をしている様子です。

「せめて10年前から投資していれば……」

現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「投資の重要性に気づいたのが、50歳。もっと積極的にやりたかったが、貯金以外は、怖いという妻を説得できなかった」と振り返ります。

それでも「3年くらい前に貯金から投資へ転換し、現在は、NISAで積立投資をやっていますが、せめて10年前から投資していればと思います。まぁ夫婦は、合意しないと何もできないし、後悔はしてません」とコメント。

今の生活については「要介護になった時に介護付き施設に入れるお金が足りるのか、入居金と月々の支払いが間に合うか心配です。子ども達に負担はさせたくありません」と不安を吐露します。

いっぽうで、現役時代から蓄えた預貯金3900万円で当面は安心と感じている様子。「生活費にドキドキしませんので、月1回くらいの外食や国内旅行を楽しんでます」とゆとりある老後の過ごし方を教えてくれました。

※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
(文:あるじゃん 編集部)

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