店員から個性を馬鹿にするような言い方をされたら誰だって不愉快だろう。投稿を寄せた熊本県の60代女性(年収400万円)は、「高校時代の話ですから今から44〜45年前のことです」と前置きし、続けた。何十年経っても忘れられない出来事のようだ。
当時、身長はそれほど高くなかったものの、「足のサイズが25.5」だった女性。高校時代は、革靴が指定されており、度々悩まされていたそう。(文:長田コウ)
「今は女性用の靴もかなり大きなものがありますが、当時はなかなか大きなサイズがありませんでした。女性用はせいぜい24.5くらいまで」
「今はいろいろなサイズがあって本当に羨ましいです」
出先でサイズにあった靴が見つかると、「いくつかまとめ買いをするほど」だったと振り返る。女性にとって、ショックな出来事が起きたのは、ある靴屋に入ったときだった。
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男性の店員に「25.5の革靴を探している」と伝えると、返ってきた言葉は、「誰が履くの?」の一言。女性は素直に、自分自身だと言ったが、店員の態度がひどかった。
「笑いながらそんな大きなサイズじゃなくても大丈夫だからと24の靴を持ってきて履くようにすすめました」
女性が「入らないから」と言うも、「大丈夫だから」と半ば強引に履かせてきたという。
女性の見た目が「細身」で足のサイズも「24くらいにしか見えない」というところが誤解を招く要因だったのかもしれない。しかし、実際は25以上なのだから、当然入るわけもなかった。これに、さらに追い打ちをかけてきたのだ。
「『おかしいなー』と言いながら、その店舗でおそらく1番大きなサイズ24.5の靴を勧めました。当然ギチギチ。指は曲がった状態のままで痛くて歩けません」
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履いていくうちに革が伸びると言われたものの、無理がある。すると、衝撃的なことを言われた。
「じゃあ、男ものの革靴買いな!女ものの25.5なんかどこさがしてもないから」
見放すような言葉に女性はショックを受けただろう。本心をこう明かし、投稿を結んだ。
「悔しくて悲しくて。今はいろいろなデザイン、サイズがあって本当に羨ましいです」
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