<大同生命SVリーグ女子:デンソー3−1大阪M>◇第4節第1日◇2日◇あいづ総合体育館
デンソーのロザマリアが、昨年のVリーグ・レギュラーラウンド優勝チーム相手に魅せた。
大阪Mとの無敗対決。序盤からOH(アウトサイドヒッター)のモンチベレル・ロザマリア(30)とコネオ・アマンダ(27)のスパイクがさく裂。OH石倉沙姫(22)のサーブもさえ、相手に攻撃のペースを与えず、2セット先取。3セット目は粘られ1セット献上するも、4セット目は逆転で流れを取り戻した。セットカウント3−1で制し、開幕から7連勝を挙げた。
辻健志監督(50)は「1、2セット目は調整の成果が出た試合運び。連勝もうれしいが、大阪相手に勝利できたのが大きい」と選手をたたえた。後半に出たミスは次戦までの修正を誓った。
チームの核はロザマリアが担う。この日も29得点で勝利へ導き、リーグトップの164得点を誇る。ただ「(リーグトップは)素直にうれしいが、チームの勝利につながるのが一番」と言い切った。多くの個人表彰を受けてきたが、あくまでもチームの勝利にこだわる。ブラジル代表で、入団2年目。「日本でプレーを重ね、昨年以上にチームメートが助けてくれている」と感謝した。3日も大阪Mと対戦。力強い右腕を休めることなく、頂まで進んでいく。【高橋香奈】
|
|
○…大阪Mの郡山出身のL(リベロ)目黒優佳(28)は初の地元凱旋(がいせん)となった。出場機会はなかったものの「やっとだという思い。なかなか本拠地まで足を運べない家族、友人に駆けつけてもらって良かった」。東日本大震災で被災し、バレーをできなくなってしまった知人もいるという。「バレーってやっぱり楽しいなと思ってもらえたら」と、SVリーグ開催で故郷が盛り上がることも願った。
|
|
|
|
Copyright(C) 2024 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。