【フィギュア】住吉りをん4T両足着氷も、自身初の200点台で逆転銅メダル「1つ階段を上れた」

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2024年11月02日 23:45  日刊スポーツ

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フィギュアスケートGPシリーズフランス杯 女子フリー後に取材に応じる住吉(撮影・松本愛香)

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第3戦フランス杯>◇2日◇フランス・アンジェ◇女子フリー



【アンジェ=松本愛香通信員】ショートプログラム(SP)5位発進の住吉りをん(21=オリエンタルバイオ/明治大)は、フリー134・47点の合計201・35点で銅メダルを獲得した。合計は昨季の同大会で記録した自己ベストを更新した。


フリーはシェイリーン・ボーン氏が振り付けた「アディエマス」。植物の成長がテーマのプログラムで、長い手足を目いっぱいに使って表現した。「最初からすごく冷静だった」と冒頭でダブルアクセル(2回転半)−3回転トーループの連続ジャンプを成功。昨季、国際スケート連盟(ISU)公認大会で日本女子で初めて成功させた大技4回転トーループにも果敢に挑戦し、バランスは崩したものの両足で着氷させた。その後は3回転フリップに乱れがあったものの、後半のリカバリーも含め7本のジャンプを全て降り切り、悔しさの中にも笑顔をのぞかせた。


3季連続のGP初戦となったフランス杯。過去2年連続で3位で表彰台に上がっている好相性の大会で、昨季を3点近く上回る高得点をマーク。「自分が今できることは出せた。悔しい部分はあるが納得の演技はできた」と喜びを語った。初の200点台。「1つ階段を上れた。200超えないと国際大会で戦ってはいけないと思っているので、やっとその場に立てた」と胸を張った。


GP2戦目は第6戦中国大会(22〜24日、重慶)を予定している。

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