仕事や家事のかたわら庭やプランターで四季折々の野菜を育てる家庭菜園。今、SNS上ではそんな家庭菜園の意義が話題になっている。
きっかけになったのはすのほさん(@sunoho)が紹介したエッセイ漫画だ。
自宅で育てたオクラの本数が100本を超え、これまでのコストパフォーマンスを計算したところ「トントンだった」というすのほさん。しかし家庭菜園はコストパフォーマンスを求めるものではなく野菜を育て食べる楽しさを追求するのものなので満足しているということだ。
SNSユーザー達から
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「トントンならものすごいコスパいいな」
「園芸も楽しめて、その上収穫物まであると考えると、かなりコスパのいい趣味ですね」
「新鮮採れたてを、市販の値段じゃ絶対無理なので、超お得〜!いいですねー!」
など数々の共感の声が寄せられた今回の投稿について、すのほさんにお話を聞いた。
ーーオクラの家庭菜園を始めた経緯は?
すのほ:もともと植物を育てるのが好きで夏は毎年アサガオを育てていたのですが、今年は食べられるものも育ててみようと思いオクラを植えることにしました。オクラを選んだのは単純に僕が好きだからです。種2袋分をプランターと庭の隅で育てています。オクラは成長が早いので密植して成長をゆったりめにさせると良いという情報をインターネットで得たので結構ぎゅうぎゅうに植えましたが、ちょっと密植させすぎました。
ーー家庭菜園の意義についてあらためて。
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すのほ:植物を育てるのは楽しいです。毎日少しずつ成長していく様子や、芽が出たり花が咲いたりする瞬間には大きな喜びがあります。それに加えて、野菜には食べる楽しみもあります。漫画ではコスパの話をしましたが、収穫した野菜でコストがトントンになるなら育てる楽しみの部分は丸ごと無料とも考えられ、こんなにコスパの良い趣味はないなと思います。
ーー反響への感想を。
すのほ:「トントンじゃコスパ悪いね」って人と「トントンなら大成功だね」って人がいて面白かったです。家庭菜園を面倒くさいものと考えるか、楽しいレクリエーションと考えるかの差で真逆の感想になるんだな〜と思いました。あと、「家庭菜園なのに農薬を使ってるのが意外」というコメントもありました。家庭菜園は無農薬にこだわりのある人がやるものという思い込みがあるのかもしれませんが、農薬がなかったらきっと100本も収穫できませんでした。農薬を使っても2割くらいは虫食いでだめになっているので。そういう意味では、農業のリアルをちょっと体験できるのも家庭菜園の良いところかもしれませんね。
◇ ◇
読者のみなさんは家庭菜園をしたことはあるだろうか?筆者も子供の頃、親と一緒にいろんな野菜、果物を育てたが、たしかに楽しい記憶が残っている。そんなに大きな費用はかからないので、ご興味ある方はぜひホームセンターなどを覗いていただきたい。
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なお今回の話題を提供してくれたすのほさんは『すのほちゃん絵日記』というタイトルで日々の出来事を漫画化。イラスト制作や同人誌の販売も手掛けている。ご興味ある方はぜひXやpixiv FANBOXをフォローしていただきたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)