マンチェスター・ユナイテッドに所属するポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスが、エリック・テン・ハフ前監督が解任されたことに言及した。3日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
2022年夏からマンチェスター・ユナイテッドを率いていたテン・ハフ前監督は、カラバオ・カップやFAカップでタイトルを獲得したものの、昨季リーグ戦ではプレミアリーグ発足以降、クラブ史上ワースト記録となる8位フィニッシュとなり、敗戦数と総失点数でクラブワースト記録を更新。今夏契約を更新したが、3シーズン目を迎えた今季もプレミアリーグ第9節終了時点で3勝2分け4敗で14位に低迷していたことから、先月28日に解任が発表された。
3日に行われたプレミアリーグ第10節のチェルシー戦(△1−1)後、キャプテンを務めるB・フェルナンデスが解任されたテン・ハフ前監督について言及。「エリックが去ったことはわかっている。監督が去ることはクラブの誰にとってもいいことではない」と語りながら、前監督に謝罪したことも明かした。
「チームはベストではないし、結果もベストではない。そのツケを払うのは監督になってしまう。監督が去るということは、自分の責任もいくらか負わなければならない。チームがうまくいっていないからね」
「監督を解任する方が、15人の選手を解任するより簡単だ。監督とは話をして、謝罪もした。彼が去ったことに失望しているし、彼を助けようとしていた。僕はゴールを決めていなかったし、チームもゴールを決めていない。責任を感じている」
しかし、この発言を受け、現役時代にマンチェスター・ユナイテッドなどで活躍した元アイルランド代表MFロイ・キーン氏はB・フェルナンデスのリーダーシップを次のように批判した。
「選手が失望させたということにあまり時間をかけたくない。それは少なすぎるし、遅すぎることだ。選手はピッチ上で何をするかで評価されるが、ブルーノは多くの試合で十分な活躍をしておらず、リーダーシップを発揮していない。テン・ハフがそのことについてどう言うかは興味深い」
「選手は監督が去ってもあまり気にしない。次の監督の就任に集中しているだけだ。自分の面倒を見ているだけで、選手は利己的になることがある。ブルーノはここ数年、マンチェスター・ユナイテッドのキャプテンとして監督を助けるのに十分なことをしていないと思う。全く足りていない」
「すべての結果がそれを証明している。ブルーノだけの問題ではないが、彼が十分なリーダーシップを発揮はしていないと思う。彼は先週起こったことについてあまり自惚れてはならない。選手たちが監督を失望させたのだからね」
【ハイライト動画】マンチェスター・ユナイテッドvsチェルシー