◆ ドジャースがテオスカー・ヘルナンデスにQO提示
現地時間4日、ロサンゼルス・ドジャースがテオスカー・ヘルナンデス外野手(32)に単年2105万ドルのクオリファイング・オファー(QO)を提示。一方、同じくFAを迎えるウォーカー・ビューラー投手(30)にはQOを出さなかった。
ドミニカ共和国出身のヘルナンデスは昨季オフに1年2350万ドルの契約でドジャースに加入。154試合で打率.272、33本塁打、99打点、OPS.840をマークし、自身初のワールドシリーズ制覇に貢献した。7月のオールスターゲームでは、ドジャースの選手として史上初めてホームランダービーを優勝。同4日にはシルバースラッガー賞の最終候補者が発表され、ナショナル・リーグ外野手部門のファイナリスト5名に選ばれた。
ビューラーは2015年ドラフトの球団1巡目指名でドジャースに入団し、2017年にMLBデビュー。2021年には16勝を挙げるなど実働7年で通算47勝を記録した。2022年途中にトミー・ジョン手術を受け、今季5月に復帰を果たすも、レギュラーシーズンは1勝6敗、防御率5.38と苦戦。それでもポストシーズンで好投を見せ、ワールドシリーズ第5戦では9回裏に登板して“胴上げ投手”に。今季年俸は802万5000ドルだった。
QOとは、シーズン終了後にFAとなる選手に対して所属球団が規定額の単年契約を提示できる制度。このオファーを拒否した選手が他球団に移籍した場合、獲得球団から元の所属球団へドラフト指名権が譲渡される。契約額は年俸上位125選手の平均額で算出され、今季は過去最高額の2105万ドルとなった。
QOへの回答期限は日本時間20日。今季はフアン・ソト(ヤンキース)や元サイ・ヤング賞投手のコービン・バーンズ(オリオールズ)、NPBでもプレーしたニック・マルティネス(レッズ)ら13選手にQOが提示された。