同イベントは、伝統工芸の新しい形を創造するプロジェクト「Bank of Craft」における新たな取り組みとして、「地域に根差した伝統工芸」と「現代のアートやテクノロジー」を掛け合わせて生み出されたデザインを、「その地域のクラフト商品・名産品」とコラボレーションした商品を制作・販売する、企画展の第1弾として開催される。
「博多織×AI×デザイナー supported by みずほFG」は、みずほフィナンシャルグループが開発した生成AI活用技術によって生み出された博多織のテキスタイルと、デザイナー・加嶋雅彦氏とのコラボレーション。価格は、セット販売が1万3200円、単体販売では焼酎が4400円、織物ラッピングが1万1000円。
「博多織×書家 supported by 福岡国際空港」は、書家・小山翔風氏が織物とそこに紐づく歴史・文化・生活への広がりを「つながり」として表現し、手織りの博多織の生地に実際に書をプラスした。価格は、セット販売が1万3200円、単品販売では焼酎が4400円、織物ラッピングが1万1000円。
「久留米絣×アーティスト supported by SUSHI TOP MARKETING」は、アーティスト・WOK22氏が久留米絣の糸を絞る時の棒と糸と藍染の染め液の入った甕の形をモチーフに、染めるのに重要な水(液体)をイラストで表現した。また、さまざまなコラボレーションによって伝統と進化の化学反応が起こる様を星で表現している。価格は、セット販売が8800円、単品販売では焼酎が4400円、織物ラッピングが6600円。
「久留米絣×アーティスト supported by Bank of Craft」は、アーティスト・坂巻善徳a.k.a sense氏が久留米絣の歴史において中心的な役割を果たしてきた、女性たちの創造力と美しさ、形にできない想いを未来的なモチーフに落とし込んだ。価格は、セット販売が8800円、単品販売では焼酎が4400円、織物ラッピングが6600円。
「久留米絣(手織り)×久留米絣(機械織り) supported by Bank of Craft」は、重要無形文化財指定を受ける伝統的な久留米絣「藍森山」と、先鋭的な久留米絣を生み出す「坂田織物」が1枚の生地を製造し、伝統と先鋭を組み合わせた新しい久留米絣を制作している。価格は、セット販売が8800円、単品販売では焼酎が4400円、織物ラッピングが6600円。
「博多織×久留米絣×デザイナー supported by Bank of Craft」は、デザイナー・加嶋雅彦氏が同企画展のキービジュアルと福岡の太宰府天満宮の神紋のベースである梅の花、博多織・久留米絣の布地を合わせたデザインを制作した。価格は2200円(織物ラッピングはなし)。
さらに会場では、西日本新聞社と「Bank of Craft」のコラボ焼酎や博多織と京都・西陣織のコラボ商品に加えて、博多織、久留米絣の商品を多数販売する。また、博多焼酎の試飲やみずほフィナンシャルグループの生成AI活用技術を体験できるコーナーを設置するほか、博多織を活用した「Bank of Craft」オリジナルグッズがもらえるデジタルスタンプラリーも行われる。