革労協主流派の活動家逮捕＝保険証を不正使用容疑―福岡県警

　居住実態がないのに、住民登録した自治体から送付された国民健康保険証を使って病院で治療を受けたとして、福岡県警は６日、詐欺容疑で、過激派「革労協主流派」の活動家後藤あざみ容疑者（６９）＝住所不詳＝を逮捕し、東京都杉並区の活動拠点「現代社」などを家宅捜索した。県警は認否を明らかにしていない。

　逮捕容疑は２０２３年７〜８月、福岡県久留米市に居住せず、同市の国民健康保険の被保険者資格がないにもかかわらず、同市から送付された自己名義の保険証を都内の病院で提示。同市に自己負担金以外の療養給付費用（約９０００円）を支払わせた疑い。

　県警は凶器準備集合容疑で後藤容疑者を指名手配していたが、０９年に公訴時効が成立した。県警は、同容疑者の活動の実態解明などを進める。