バルセロナに所属するMFマルク・カサドがスペイン代表に初招集される可能性があるようだ。5日、スペイン紙『アス』が伝えている。
2003年9月14日生まれで21歳のカサドは2016年にバルセロナのカンテラに加入。その後は順調にステップアップを遂げると、2022−23シーズン途中にクラブの“レジェンド”シャビ・エルナンデス前監督の下でトップチームデビューを飾った。ハンジ・フリック監督が就任した今シーズンはここまで公式戦13試合に出場し5アシストをマークし、中盤の主力として活躍している。
“宿敵”レアル・マドリードとのエル・クラシコでは絶妙なスルーパスでポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキの先制ゴールをアシストするなど、日に日に存在感を増しているカサド。バルセロナの未来を担う存在として注目を集める若き才能は、年代別のスペイン代表でのプレー経験こそあるものの、A代表には未だ招集されていない。
そんなカサドだが、今月のインターナショナルマッチウィークでルイス・デ・ラ・フエンテ監督率いるスペインA代表に初招集される可能性が浮上しているようだ。報道によると、デ・ラ・フエンテ監督は今シーズンのカサドのパフォーマンス、とりわけレアル・マドリードおよびエスパニョールと対戦した直近2試合での活躍に感銘を受けているとのこと。今月のUEFAネーションズリーグ(UNL)に向けたメンバーに招集することを本格的に検討中だという。
なお、今夏に加入したポルトでここまで公式戦11試合出場11ゴールと躍動するFWサムエル・オモロディオンについても初招集の可能性があると『アス』は指摘している。
スペイン代表はUNLリーグAグループ4でここまで勝ち点「10」を獲得し、すでに準々決勝進出が確定。今月はアウェイでデンマーク代表、ホームでスイス代表と対戦する。