<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯>◇7日◇東京・代々木競技場第一体育館◇男子公式練習
第1戦スケートアメリカ3位の三浦佳生(オリエンタルバイオ/明治大)が2位狙いの構えを見せた。
「今回はもうかなわないもんだと最初から思っていってる。彼以外には負けないようにしたい」。彼とは鍵山優真。勝ち気な性分ゆえに、試合前から負けを意識するのは異例だが、今回は体が許さない。9月に痛めた左太もも痛を抱えて臨んだスケートアメリカ。帰国して再検査を行うと、「悪化しないと言われていたんですけど、なぜか悪化してて…」と痛みがなくなるまで2カ月と通告された。
「ショックよりも笑いが出てくるような感じ」と困惑に始まり、この3週間は調整を続けてきた。実際、トーループの練習は控えており、この日の練習で解禁した。他種類のジャンプも制限をかけながらで、十分な状態とは言えない現実がある。
目標はシリーズの上位6人が進む2季連続のGPファイナル(12月、フランス)でブレていない。「初戦3位で来てるので、頑張んないといけない」と2位確保は必須。「今回は練習が詰めてないっていうところで、アドレナリンに頼りたい」と窮地に結果をつかみにいく。
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