ヤクルト、サイスニードとヤフーレが自由契約 手薄な先発陣…現有戦力の底上げは必須

1

2024年11月07日 18:32  ベースボールキング

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ベースボールキング

ヤクルト・サイスニード (C)Kyodo News
 日本野球機構は7日、ヤクルトのサイスニードとヤフーレを自由契約選手として公示した。

 サイスニードは来日4年目の今季、開幕投手を務めたが、シーズンの成績は24試合・120回を投げ、2勝8敗、防御率5.03と来日後ワーストの成績に終わっていた。

 今季から加入したヤフーレは、23試合・129回1/3を投げ、5勝10敗、防御率3.34。9月は月間4試合・22回を投げ、0勝1敗も防御率は2.45だった。

 ヤクルトの先発陣は今季、二桁勝利、規定投球回に到達した投手はおらず、勝ち星、イニング数は共に吉村貢司郎の9勝、138回1/3がチームトップの数字だった。イニング数でいえば、吉村に次いで、ヤフーレ、サイスニードで、チーム4番目は115回2/3を投げた高橋奎二だった。

 ヤクルトの先発事情で言えば、先発ローテーションとして投げられる投手が少ない中でヤフーレ、サイスニードが自由契約ということは高橋奎、奥川恭伸、山野太一といった若手・中堅の台頭、今季12試合・62回を投げ、2勝5敗、防御率4.65だった小川泰弘の復活が待たれる。

 さらにはドラフト1位で指名した中村優斗(愛知工業大学)、このオフでのストーブリーグで投手陣の新戦力獲得は必須だろう。

 チームトップの9勝、138回1/3を投げた吉村もシーズン通して一軍で先発したのは今季初めてで、来季も今季以上の活躍に期待がかかるが、来季も今季と同等の働きができるかも不透明。先発陣が手薄な中で、現有戦力の底上げに加え、ストーブリーグでヤクルトはどのように動いてくるか非常に注目だ。

▼ 今季のヤクルトの先発陣の主な成績トップ3
【先発登板数】
1位 23 吉村貢司郎
1位 23 サイスニード
3位 22 ヤフーレ

【投球回】
1位 138回1/3 吉村貢司郎
2位 129回1/3 ヤフーレ
3位 120回 サイスニード

【勝ち星】※先発のみ
1位 9勝 吉村貢司郎
2位 8勝 高橋奎二
3位 5勝 ヤフーレ

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定