AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)・グループE第4節が7日に行われ、サンフレッチェ広島(日本)がシドニーFC(オーストラリア)と対戦した。
サンフレッチェ広島が、決勝ラウンド進出に王手をかけている。ここまで3連勝の首位に立ち、折り返しとなる今節は、オーストラリアでシドニーFCと対戦。ミヒャエル・スキッベ監督は、直近のリーグ戦からスタメンを大幅に入れ替えた。ヴィッセル神戸との優勝争いを繰り広げるJ1リーグに集中するためにも、ここで勝利し、グループ突破を確定させたいところだ。
広島は、立ち上がりにMFマルコス・ジュニオールのシュートからゴールに迫ったものの、その後は守勢に回る時間が増えた。41分には、MF松本大弥のクリアミスにより、GK大迫敬介が相手選手との1vs1を迎えるも、このピンチをしっかりとセーブ。頼れる守護神がチームを救うと、前半アディショナルタイムに今度は決定的なチャンスが到来する。敵陣右サイド高い位置でプレスを嵌めることに成功。ボールを拾ったMF満田誠が相手DFの股を通して、ラストパスをファーサイドへと供給。が、飛び込んできたMF柏好文がこれを外してしまった。
このままスコアレスで折り返した後半も一進一退の攻防が続いた中、56分にFWドウグラス・ヴィエイラがポストプレーから左サイドに展開すると、ボールを受け取った柏が広大なスペースに向かってドリブルを開始。最後はカットインから右足コントロールシュートを狙ったが、惜しくも枠外となった。
それでも直後の59分、またしてもボールを持った柏が、今度は左サイドをオーバーラップしてきたDF志知孝明へとパス。その志知がクロスを上げると、これに対してFW加藤陸次樹が頭で合わせてゴールネットを揺らした。
その後はシドニーFCの攻勢を受けるも、身を挺した大迫のセービングなどでゴールを割らせず。虎の子の先制点を守り切り、1−0で勝利。この結果、グループE4連勝の広島は決勝ラウンド進出を確定させた。
そんな広島のACL2における次戦は、28日の第5節カヤFC(フィリピン)戦に。一方で、リーグ戦は10日に浦和レッズと中2日で対戦するハードスケジュールとなっている。
【スコア】
サンフレッチェ広島 1−0 シドニーFC
【得点者】
1−0 60分 加藤陸次樹(サンフレッチェ広島)