前回からの続き。俺はレイジ。妻のユキホとタケル、ケントの4人で暮らしている。タケルとケントは年頃ということもあり、やんちゃ盛り。それに対してユキホは敏感で、すぐに謝ろうとか叱ろうと言ってくる。俺も活発だったから、地域の人たちにはお世話になった。子育てはそうやって成り立つものだと思っていた。
仕事から帰ってみればユキホはキレていて、子どもたちは学校をさぼっている。どういうことだ?
ユキホは神経質で思い詰めるところがある。でも、男の子の育児はどんと構えていなければ対応できない。いつものように「大袈裟」と言った俺に、ユキホが本気で怒りをぶつけてきた。
俺はぐうの音も出なかった。俺自身、たしかにやんちゃだったしまわりに迷惑をかけてきていた。でも、それでも曲がらずに育ったのは父や母が俺を叱り、頭を下げてくれていたからだった。俺は……子どもたちに向き合って、真剣に怒って、真剣に謝ったことがあっただろうか?
謝罪は……受け入れてもらえなかった。今までの俺たち家族の振る舞いを見ていれば当然だろう。けれど、「また来てください」と言ってくれたのは、お隣さんの優しさのように感じた。
それからしばらくして……タケルとケントはお隣さんに謝り、受け入れてもらえた。でもまだまだ、「どうせまた」と思われているとは感じている。
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原案・ママスタコミュニティ 脚本・もえこ 作画・魚師 編集・塚田萌