秩父鉄道は7日、秩父市内で12月3日に開催される「秩父夜祭」に合わせ、祭り見物に便利な臨時列車「EL秩父曳き山夜祭り号」、車内から花火観賞を楽しめて帰りの便にもなるツアー専用臨時列車「EL秩父夜祭花火観賞号」を運行すると発表した。同日の秩父鉄道は特別ダイヤで運行される。
「EL秩父曳き山夜祭り号」は特別編成の臨時列車に。12系客車2両の前後に電気機関車(EL)を連結した編成とし、熊谷〜秩父間で下り列車を運行(熊谷駅15時45分発・寄居駅16時31分着・長瀞駅16時53分着・秩父駅17時52分着)する。全席自由席・予約不要で乗車できる。
「EL秩父夜祭花火観賞号」は初めて企画するツアー専用臨時列車。12系客車2両の前後に電気機関車(EL)を連結した編成とし、秩父駅から熊谷駅まで上り列車を運行(秩父駅21時30分発・長瀞駅21時56分着・寄居駅22時34分着・熊谷駅23時18分着)する。運行前の21時頃まで、秩父駅構内の側線に留置され、車内から秩父夜祭の花火を観賞できる。花火観賞時間内は、車外に出て専用エリア内で観賞や撮影も可能。出発時間まで秩父市内を自由に散策することもできる。
ツアー参加費は1組2万円(1組は大人4人まで)。1組で横並びの4人掛け2ボックスの座席を利用できる。高校生を含む18歳未満は参加できない。秩父鉄道ウェブサイトにて、11月8日10時から11月25日23時59分まで受け付ける。(佐々木康弘)