行きつけだった店を、ある出来事がきっかけで離れたことはあるだろうか。愛知県の30代後半の女性(専門職/年収500万円)は、補正下着の店での体験を振り返った。
「購入したら半永続的にアドバイスと着用指導が受けられるのがウリで、高かったけど購入しました」
アドバイスに加え、無料修理も売りだった。ところが……(文:長田コウ)
「経年劣化で補正効果が落ちるから」新品の購入を勧められる
その後、店に行くたびに、友人を連れてくればお礼金が出る、と言ってきた店員。いわゆる友人紹介キャンペーンみたいなものだろうか。一度は連れて行ったものの、「連れてこられるような友人はいません」と、きっぱり断ったという。すると、今度はこんな提案をしてきた。
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「半永久的、壊れたら無料で修理というのに、経年劣化で補正効果が落ちるから新しいものを」
最初と言っていることが違い、女性は違和感を持っただろう。同時期に、この会社が株式上場を果たしたようで、他の客に店員が自慢している場面もあったそう。そこで客から「上場って?」と質問された店員は困ってしまったようだ。
「店員さんがまともに答えられず『えと、株を買えることで……』『普段は買えないんですか?』『買えない……のかな?』」
しどろもどろの店員を救ったのは、女性だった。「株式会社のしくみと上場が何故すごいのか」を説明したという。その説明ぶりに感心したのだろうか、店員はこれを機に「社員にならないか」と毎回誘ってくるように。続けて、「社員になれば、学歴も関係なし!みな平等です!」とまるですごいことかのように言われたが、女性の内心は違った。
「私は生憎大学院まで出ておりまして、院卒としての初任給、からのベースアップがあるので、学歴だけで全て決められても困るけれど、少しは評価して欲しいのです。奨学金も返しつつでしたし」
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当然、返事は「ノー」だった。店員も接客トークとして言ったのだとは思うが、女性はあまりのしつこさに、店に通うこともやめた。下着も傷んだときに処分したという。
「修理だけに持ち込んでもどうせあれこれ買わせようとするに決まってますから」
この店には呆れた一方で、感謝していることもあるそう。
「でも、下着の付け方や選び方については勉強になったので感謝はしています」
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